八ヶ岳

蓼科山

2530.3m

蓼科山


25000/1 : 25%縮小


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八ヶ岳すべてが分かる

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花の山旅 八ガ岳


登山コース説明

下諏訪山岳会会員 星野吉晴

蓼科山 (双子山・双子池 )

 蓼科山は、八ケ岳連峰の最北端にどっしりと座している名山である。その丸みを帯びた優雅な山容は、別名「女の神山」と呼ばれるにふさわしい。しかも、標高も2500mを越えているので、どこから眺めても目立つ存在である。そして歴史も古い。日本百名山に選ばれて当然である。 そうしたこともあって、登山者の人気は極めて高い。山自体は独立峰に近く、標高も高く、頂上は樹林限界を抜きん出ているので、頂上からの眺めは抜群によい。 登るのは、日帰りの計画で充分であるが、周辺の温泉や山小屋、ペンションなどでゆっくりする計画を立てたらなお楽しい。 山体は大体ツガの原生林に覆われているが、その中にもダケカンバが混生している。頂上近くなると、大部分ダケカンバになる。 花はあまり多くはないが、将軍平から頂上にかけてミネザクラが多く、六月にはそれらがみごとに咲き競い、ひととき花の山になる。その他には、ハクサンシャクナゲ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナ、コケモモなどがみられる。

(双子山・双子池)

 双子山は、大河原峠から軽い気持ちで登ることのできる展望のよい山である。そしてその裏に、青い水をたたえた双子池が静かにたたずむ。双子山単独でも楽しいが、双子山から双子池、さらに亀甲池をまわる回遊コースにすると、変化に富んだすばらしいコースになる。

登山コース

  蓼科山:主な登山コースは次の三つであるが、それぞれに一長一短がある。各コースとも、大部分は樹林帯を行き、頂上近くなってから、展望が開ける。いずれの登山口にも大駐車場があるので、マイカーで出かけるのが便利である。

@蓼科山登山口〜頂上


  蓼科温泉から白樺湖へ抜けるビーナスラインの途中にある蓼科山登山口から登る。いっきに登るコースで、いちばんきついコースだが、アクセスの便が良いことから、登るひとは多い。
  登り始めるとすぐ急登になるが、中間ではいったんなだらかになる。しかし、頂上近くなると、胸をつく急坂になり、あえぎながら登る。ことに頂上直下の岩場は慎重に登らねばならない。
  下りは、将軍平へ降り、天祥寺原経由で竜源橋へ出て、もとの駐車場へ帰れば、周遊コースになる。

A七号目〜将軍平〜頂上


  北面からのコース。最短コースであるし、登山道も整備されていることから、いちばん人気がある。
はじめはなだらかだが、次第に急になり将軍平へ出る。ここからは、ゴツゴツした岩塊をひといき攀じ登ると頂上に登り着く。

B大河原峠〜将軍平〜頂上


  高度差はAより小さいが、コースはやや長くなる。大河原峠から前掛山をめがけて登って行き、そのあとやや下って将軍平へ出る。ここでAと合流する。

双子山・双子池

C大河原峠〜双子山〜双子池〜亀甲池〜大河原峠


  大河原峠から双子山をめざしひといきのぼると、草原状の頂上に立つことができる。ここから、クマザサの急坂を下り双子池雄池のほとりに出る。雌池はすぐ西どなりだ。雌池からさらに尾根を越えると亀甲池がある。この池は、渇水期になると亀の甲状に干上がることからついた名前だ。
  亀甲池から天祥寺原へ出て、笹原を歩いて大河原峠へ帰る。

花・樹木

  大体ツガの原生林に覆われているが、その中にもダケカンバが混生している。頂上近くなると、大部分ダケカンバになる。 花はあまり多くはないが、将軍平から頂上にかけてミネザクラが多く、六月にはそれらがみごとに咲き競い、ひととき花の山になる。その他には、ハクサンシャクナゲ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナ、コケモモなどがみられる。

登山適期


  5月中旬〜11月上旬

交通・アプローチ


  J R

<行き>

・(新宿→茅野)中央本線時刻表

土日は→クリック

平日は→クリック

・(東京→佐久平)長野新幹線時刻表

土日は→クリック

平日は→クリック


<帰り>

・(茅野→新宿)中央本線時刻表

土日は→クリック

平日は→クリック

・(佐久平→東京)長野新幹線時刻表

土日は→クリック

平日は→クリック

  長距離高速バス

・(新宿〜諏訪、岡谷線) 高速バス時刻/料金表

クリック

阪急バスTEL026-224-7400

・(大阪〜茅野、諏訪線) 高速バス時刻/料金表

クリック

阪急バスTEL06-6866-3145

  観光路線バス
・ JR中央東線から、観光地循環バスが出ている。このバスに乗ると、蓼科温泉から白樺湖間に「竜源橋」と「蓼科山登山口」のバス停がある。
・諏訪バス時刻、料金表→クリック 問い合わせ茅野営業所 路線バス案内TEL0266-72-7455

・ JR長野新幹線の佐久平駅から、女神湖経由白樺湖行きバスが出ている。七号目登山口は、女神湖からゴンドラリフトで「御泉水」へ行き、そこから少し歩けばよい。
・千曲バス時刻、料金表→クリック 問い合わせ千曲バス案内TEL.0267-62-0081

  マイカー・タクシー
・ 蓼科山登山口(40台駐車)は蓼科温泉、白樺湖間のビーナスラインを利用。
・ 七号目(100台駐車)、大河原峠(50台駐車)は、女神湖から佐久へ抜ける蓼科スカイラインを利用。大河原峠は春日温泉から、鹿曲川林道を登ってもよい。
・茅野駅:中山タクシーTEL0266-72-7181/第一交通タクシーTEL0266-72-4161

地形図

5万分の1/蓼科山

25000分の1/蓼科山・蓼科

登山計画書
提出場所

●茅野警察署 391-0003長野県茅野市本町西9-39 TEL0266-82-0110

・七号目口

提出ポストあり

・大河原峠

提出ポストあり

・蓼科山登山口

なし

問合せ

●茅野市商業観光課 TEL0266-72-2101

●茅野市観光連盟 TEL0266-73-8550

●立科町観光案内所 TEL0267-55-6201

●佐久市観光課 TEL0267-62-2111

・蓼科山荘

0266-72-3613

・大河原ヒュッテ

090-3558-5225

蓼科山頂ヒュッテ

090-7258-1855

・双子池ヒュッテ

090-4821-5200

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