頚城山塊の山

天狗原山 2197.1m

金   山 2245.0m


天狗原山 2197.1m 金山2245m

 金山は、長野、新潟県の県境にあり、馬蹄形をした妙高山群の中間地点に位置します。西に続く雨飾山との中程にあるため、その存在は笹ヶ峰牧場に入っても意識的に探さないと見つかりません。また西の小谷村からも天狗原山の影に隠れ、この山を望むことはできず秘境の山といえます。
この地域一帯は地理的に豪雪地帯にあたるため残雪は遅くまで残り、天狗原山とともにお花畑の山、高山植物の宝庫として知られている山です。訪れる人は少なく静かな山旅を楽しむことができます。

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天狗原山・金山登山口

天狗原山のお地蔵さん

金山山頂(焼山をバックに筆者)


登山コース説明

長野緑風クラブ会員 松井政子

天狗原山 2197.1m 金山2245m

小谷温泉から天狗原山、金山

 小谷温泉から金山登山口まで歩くと1時間強の道のりとなる。金山登山口手前はに数台車が止められる場所がある。

登山口からはブナ林のつづら折の急登となるので、あせらずゆっくり登ろう。40分程でブナダテ尾根にでる。登ること少しで水場にでる。ここの水流は秋も深くなると涸れるので注意が必要だ。
 水場を過ぎブナタテ尾根を進むと水芭蕉の群落がある。尾根からはときたま木立の間に大渚山や雨飾山も見える。

 しばらく進むと展望のきく岩場の右側を巻いて、ぬかるんだ道を進む。沢状の道を抜けると台地状にザレた急斜面があり斜面にはロープが張られているが、たいしたこともない。笹原を抜けると一面の草原にでる、一面に咲く花々になぐさめられながら進むこと少しで小さな石仏があり、この辺一帯が天狗原山だ。かつては三角点があったのだが今はない。北に金山・焼山・火打山を見ることができる。

 天狗原山からは、100mほど下り、ガレた沢を登り返すと窪地の広い湿原「神の田圃」にでる。ここにもお花畑と池塘を見ることが出来る。右手前方の焼山、火打山、妙高山を見ながら20分ほど進むと金山山頂だ。

 金山の山頂からの眺望は東側のみで、目前に焼山が聳え火口壁や岩峰の迫力が満点だ。稜線上の踏み跡は富士見峠への道で、杉野沢橋へ抜けられるが上級者コースなのでここから引き返そう。

キヌガサソウ

シナノナデシコ

シロバナヤマホタルブクロウ

撮影2005/8/6

交通・アプローチ

東京から車の場合

 ●中央自動車道(182km)岡谷JCT→長野自動車道(30km)→豊科IC下車→R147(糸魚川方面)→姫川橋(右折)→R148→(小谷温泉通過)→妙高小谷林道金山登山口

名古屋から車の場合

 ●中央自動車道(166km)岡谷JCT→長野自動車道(30km)→豊科IC下車→R147(糸魚川方面)→姫川橋(右折)→R148→(小谷温泉通過)→妙高小谷林道金山登山口

 

電車利用の場合

 ●東京から中央本線 南小谷直通(特急スーパーあずさ)3時間39分

 ●東京から長野新幹線 (1時間19分)長野→白馬栂池方面バス(1時間20分)栂池

 ●名古屋から中央本線特急しなの(2時間10分)松本→大糸線(1時間30分)白馬大池→(9分)南小谷

   小谷村村営バス時刻表(南小谷駅前〜中土駅前〜小谷温泉〜雨飾荘約36分

 

地形図

25000分の1/妙高山

登山計画書
提出場所

問合せ

●小谷村役場 399-9494長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙131TEL:0261-82-2001
●JR大糸線南小谷駅0261-82-2001
●村営バス=観光商工課 0261-82-2001