▼南ア鋸岳で神奈川の男性遭難 (2014.11.12信毎)

 11日午後1時35分ごろ、南アルブス鋸岳から諏訪郡富士見町側へ下山していた神奈川県秦野市の自営業男性(66)から「道に迷い、急斜面で身動きが取れなくなった」と110番通報があった。県警ヘリコプターが現場に向かったが天候が悪く、同日中の救助を断念。12日朝にヘリと地上から救助に向かう。茅野署によると、男性は11日朝に富士見町例の登山口から1人で山に入った。けがはないという。


 ▼瑞穂山で行方不明の男性を遺体で発見 (2014.09.04信毎)

 3日午後0時17分、長野・山梨県境にある金峰山の長野県側の沢筋に男性が倒れているのを県警山岳遭難救助隊員が発見した。佐久署によると、金峰山北西の瑞穂山(みずがきやま)に登山で入山し、行方不明となっていた神奈川県横須賀市の地方公務員瓜生光一さん(53)で、頭部外傷で死亡が確認された。同署は登山中に滑落したとみている。


 ▼北ア北穂高岳の遭難男性死亡を確認 (2014.09.03信毎)

 岐阜県警は2日、北アルプス北穂高岳(3106b)の崖の中腹で8月29日に見つかった登山者の男性を収容し、死亡を確認したと発表した。死因は外傷性ショック。

 長野県警のヘリコプターが男性を発見したが、悪天候が続き、2日まで救助活動を中断していた。 高山署によると、死亡したのは、東京都目黒区大岡山1丁目、会社員本田洋さん(43)。先月22日、長野県側の山小屋を出た後、行方不明となっていた。尾根から約200b滑落したとみられる。 先月28日夜、大阪府交野市に住む母親が「息子から帰宅の知らせがない」と大阪府警に届け出ていた。


 ▼北ア北穂高岳で遭難者発見 (2014.08.30信毎)

 29日正午ごろ、北アルプスの北穂高岳(3106b)で、長野県警ヘリコブターが崖の中腹で横たわる登山者を発見した。性別や生死は不明。連絡を受けた岐阜県警が救助作業を展開したが、天候不良のため打ち切った。30日以降、再開する。

 岐阜県警によると、登山ルートなどから、22日から行方不明となっている東京都の40代の男性会社員とみられる。 会社員は22日早朝に長野県側の山小屋を出た後、行方不明になった。28日夜に、大阪府交野市に住む母親が「息子から帰宅の知らせがない」と大阪府警に届け出ていた。


 ▼北ア五竜岳に入山の千葉の男性行方不明 (2014.08.30信毎)

 29日午後2時40分ごろ、北アルプス五竜岳に入山した千葉県君津市の男性(54)が宿泊予定日になっても現れない、と北安曇郡白馬村の宿泊業者から大町署に届け出があった。男性は27日、1泊2日の予定で五竜岳に入山。28日に唐松岳を経て八方尾根から下山し、同村に泊まるはずだった。同署は遭難の可能件もあるとみて、30日以降、天候の回復を待って県警ヘリコプターで捜索する。


 ▼北ア遭難3人死亡確認 (2014.08.19信毎)

 北アルプス・槍ケ岳(3180b)に通じる登山道で男女3人が増水した沢に流され行方不明になった遭難で、岐阜県警は18日、沢の下流で3人を心肺停止の状態で発見し、死亡を確認した。親族らの協力で身元を確認した。

 高山署によると、3人は広島県三次市畠敷町、無職伊藤修壮さん(67)と同市三次町、会社員上里新太郎さん(62)、福井県鯖江市深江町、自営業木村桂子さん(51)。 伊藤さんと上里さんは男女計7人グループで、木村さんは夫の達さん(56)と2人で、いずれも14日に入山し、16日に下山する予定だった。

一方、北ア御穂高岳(3190b)では18日、長野県警のヘリが、吊尾根の稜線から200b下の岩場で倒れている男性を見つけた。松本署によると、県警山岳遭難救助隊などが岩場で確認したところ、男性は心肺停止状態。視界が悪くヘリで救助できなかった。19日以降、天候の回復を待って救助する。

 松本署は男性が持っていた携帯電話などから、男性は奥穂高岳に向かい行方が分からなくなっていた広島県福山市の会社員藤石典万さん(55)とみている。


 ▼奥穂高岳の捜索も続く沢に2人救助できず (2014.08.18信毎)

 長野、岐阜、富山各県警は17日、登山者計6人が行方不明になっている北アルプスで捜索を再開した。岐阜県警は、増水した沢に流され行方不明となった3人のうちの2人とみられる遭難者を下流で発見したが、悪天候で二次遭難の可能性があると判断し、救助活動を打ち切った。18日朝に再開する方針。生死や性別は不明としているが、2人とも呼び掛けに応じていないという。

 岐阜県警によると、16日午前、槍ケ岳(318ひb)への登山道と沢が交わる滝谷出合にいた登山者から、「男性2人と女性1人が流ぎれたようだ」と119番があった。17日、現場から1`下流で遭難者1人を、3`下瀧でもう1人人を発見した。 近くの山小屋によると、流されたのは、16日に下山予定だった広島県からグループで訪れた60代の男性2人と、福井県から夫婦で訪れた50代の女性とみられる。

 一方、富山県警はヘリコプターを使った捜索で、赤木岳(2622b)の黒部川源流付近で15日から行方不明だった京都市の男女2人を発見。けがもなく、命に別条はないという。

 また、奥穂高岳(3190b)に向かい、16日に行方不明となった広島県福山市、会社員藤石典万さん(55)について、松本署は県警ヘリなども使って捜索したが、発見できなかった。18日の捜索には藤石さんが所属する福山山岳会(福山市)も加わるという。 同山岳会の下角義明さん(67)によると、藤石さんは13日に下角さんら3人と横尾に入り、14日早朝に「涸沢に行く」と言って1人で出発した下角さんらは、15日に平湯温泉(岐阜県高山市)に移り、藤石さんに携帯電話のメールで温泉に来るよう伝えた。16日になっても藤石さんが到着せず、携帯電話も通じなかったため、家族に連絡して奥穂高岳に向かったことが分かったという。

 南佐久郡南牧村から八ケ岳連峰天狗岳(2646b)を目指して16日に入山し、道に迷った軍票川県の公務員男性(60)と次男の大学生(20)は17日に無事下山。八ケ岳連峰では同日午後7時半ごろ、赤岳(2899b)に登った都内の70代夫婦が下山途中に日没で動けなくなった。山小屋を通じて救助要請を受けた茅野署員が現地に向かい、下山させた。


 ▼北アと八ケ岳遭難相次ぐ (2014.08.17信毎)

 北アルプスと八ケ岳連峰で16日、山岳遭難が相次いだ。長野、岐阜、富山県警によると、北アルプスで計6人が行方不明。八ケ岳連峰では2人が道に迷い、救助を待っている。ほかに、15、16日にけがをした3人が県警ヘリコプターなどで救助された。

 16日午前11時50分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス槍ケ岳と穂高岳の間にある登山道近くで「谷川が増水し人が流されたようだ」と登山客から110番があった。男性2人と女性1人の計3人が流されたとの情報があり、県警山岳警備隊が捜したが見つからなかった。

 午前9時ごろには、高山市に隣接する富山市の北アルプス赤木岳近くの赤木沢を登っていた60代の男女が行方不明になったと京都市の男性(62)から富山県警に通報があった。15日から連絡が取れず、県警の16日の捜索で見つからなかった。 行方が分からないのは、県警によると京都市下京区万屋町の会社役員生千歳さん(67)と、同市山科区川田山田、職業不詳辻なち子さん(65)。一方、16日午後1時20分ごろ、広島県福山市の会社員藤石典万さん(55)が下山予定日の16日になっても戻らない-と山岳会の仲間から岐阜県警高山署を通じて松本署に連絡があった。同署によると、藤石さんから15日早朝に「奥穂にいるが、雨なので下山する」と家族に携帯電話で連絡があったが、その後は連絡が取れていない。

 同署などは天候の回復を待って捜索する。藤石さんは、3泊4日の日程で上高地から奥穂高岳を目指していた。

 また、大町署によると、16日午後0時半ごろに岐阜県中津川市の公務員女性(49)が八方尾根を下山中に転倒、左足首に軽いけがをした。県警山岳遭難救助隊などが救助し、北安曇郡内の病院に搬送した。

 ほかに、15日に奥穂高岳のザイテングラードを登山中に滑落し、近くの山小屋に収容された宮崎県延岡市の無職男性(62)が、16日朝に県警ヘリコブターで松本市内の病院に搬送された。松本署によると、右足骨折のもよう。

 15日夜に五竜岳近くの山荘の1階屋根の上で夜景を撮影しようとして転落し、左肩をけがした同山荘のアルバイト男性(24)=埼玉県越谷市=も16日午後、県警ヘリで松本市の病院に運ばれた。

 また、佐久署は16日、神奈川県の公務員男性(60)と次男の大学生(20)が、八ケ岳連峰の根石岳(2603b)で遭難したと発表。同日午前6時ごろに南佐久郡南牧村の宿泊施設から八ケ岳連峰の天狗岳を目指して入山したが、道に迷った、と宿泊施設に連絡があったという。同署は携帯電和で2人と連絡を取っており、ともにけがはなく、救助を待っているという。

写真:強い雨が降り続き、増水して流れが急になった沢を渡る登山者=16日午後北ア横尾-涸沢間の登山道


 ▼奥穂高岳で滑落 都内の男性死亡 (2014.04.27信毎)

 26日午前11時45分ごろ、北アルプス奥穂高岳(3190b)で人が滑落したと登山者から110番通報があった。県警ヘリコブターが出動し、奥穂高岳扇沢(2500b)近くで東京都武蔵野市、会社員茂木剛さん(35)が倒れているのを発見。茂木さんはヘリで救助され松本市内の病院に運ばれたが、頭部外傷で死亡が確認された。松本署によると、茂木さんは同日、上高地から単独で入山したとみられるという。


 ▼御岳山で不明の男性無事発見 (2014.04.15信毎)

 御岳山(3067m)に12日に入山し、行方不明になっていた都内の会社員男性(42)は13日午前10時すぎ、木曽郡王滝村郊外の山中で捜索活動をしていた同村職員に発見された。木曽署によると、けがは無いという。男性は仲間5人と入山、9合目付近で仲間と別れ、スノーボードで下山していて迷い、連絡が取れなくなっていた。


 ▼御岳山入山の東京の男性帰らず (2014.04.13信毎)

 12日午後4時20分ごろ、御岳山に入山した都内の40代男性と連絡が取れないと、一緒に入山した男性が木曽郡王滝村のスキー場「おんたけ2240」を通じて木曽署に届け出た。同署によると、男性は同日、仲間5人とスキーなどを兼ねて入山。男性は午後1時40分ごろに単独で下山を始め、連絡が取れなくなった。同署は御岳山中腹の三笠山(2256b)付近で行方が分からなくなったとみて、13日朝から県警ヘリコプターなどで捜索する。


 ▼御岳山で不明の男性、遺体で発見 (2014.04.10信毎)

 木曽署は9日、6日に御岳山(3067b)頂上の剣ケ峰に向かい、行方不明になっていた静岡県長泉町の会社員渡辺浩志さん(繋が遺体で見つかったと発表した。同署によると、捜索中の県警ヘリが9日午前11時20分ごろ、標高約2800bの雪面上で倒れている渡辺さんを見つけ、収容した。黒沢口登山道から約150b下で見つかっており、詳しい状況を調べている。


 ▼北ア唐松岳から白馬の男性帰らず (2014.04.09信毎)

 7日午後9時50分ごろ、北アルプス唐松岳近くの不帰険(かえらずのけん)にスノーボードに出掛けた北安曇郡白馬村のアルバイト従業員男性(30)が予定時刻になっても帰ってこないと、勤務先の同僚が大町署に届け出た。同署によると、男性は日帰りの予定で同村の八方尾根から入山していた。8日、県警航空隊や山岳遭難救助隊などが捜索したが、発見できなかった。9日も早朝から同救助隊や北ア北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊が捜索する。


 ▼白馬乗鞍で山スキーの男性が遭難か (2014.04.09信毎)

8日午後6時半ごろ、北アルプス白馬乗鞍岳の山ノ神尾根付近で山スキーをしていた千曲市の無職男性(71)が同行者とはぐれて迷ったと、携帯電話で110番通報した。大町署によると、男性は同日、北佐久郡軽井沢町の会社員男性(47)と山スキーのために北安曇郡小谷村の栂池自然園から白馬乗鞍岳の天狗(てんぐ)原に入山。2人で山ノ神尾根付近を滑っていた際、会社員男性とはぐれた。同署は会社員男性とは連絡が取れない状態という。無職男性は同尾根付近でビバークする。9日早朝から県警ヘリなどが2人を捜索する。


 ▼御岳山で静岡の男性が行方不明 (2014.04.07信毎)

 6日午後4時ごろ、御岳山(3067b)の剣ケ峰に単独で向かった静岡県長泉町の男性(52と連絡が取れなくなったと、一緒に登山していた女性2人が通り掛かった登山者を通じて木曽消防署に届け出た。木曽署によると、3人は6日に木曽郡王滝村から入山し、剣ケ峰に登頂して同白中に下山する予定だった。男性は途中の王滝頂上付近で剣ケ峰までは体力的に難しいと判断し、2人と別れたという。同署は7日に捜索する。


▼北ア鹿島槍ケ岳で男性滑落 (2014.03.28信毎)

 27日午後1時ごろ、北アルプス鹿島槍ケ岳(2889b)から下山中に、横浜市のアルバイト従業員野田賢さん(31)が滑落した、と同行者から松本署を介して大町署に通報があった。同行者は、野田さんは意識がないと話しているという。大町署によると、野田さんは鹿島槍ケ岳アラ沢ノ頭から天狗(てんぐ)の鼻の中間付近で約100b滑落した。23日に複数の登山仲間と4泊5日の計画で大町市から入山したという。27日は県警ヘリコプターや県警山岳遭難救助隊が捜索したが野田さんを発見できず、28日も早朝から捜索する。


 ▼北ア涸沢岳で姫路の男性滑落死 (2014.03.24信毎)

 北アルプス涸沢岳(3110b)で登山者の男性が滑落し、岐阜県警は23日、滑落現場から約500b下の斜面で男性を発見し、救助したが、男性は死亡が確認された。
 高山署によると、死亡したのは兵庫県姫路市香寺町、無職八嶋道郎さん(65)。首の骨を折っており、滑落時に即死したとみられる。
 同署によると、八嶋さんは21日、仲間2人とともに岐阜県高山市の登山口から入山。22日午後2時ごろ、標高約2600b付近を下山中に滑落した。仲間が110香し、県警がヘリコプターなどで捜索していた。


 ▼御岳山で埼玉の男性が滑落死 (2014.03.23信毎)

 22日午前11時ごろ、木曽郡王滝村の御岳山(3067b)の7合目付近で埼玉県嵐山町、会社員山根拡(ひろし)さん(32)が滑落した。通り掛かった別の登山者が110番通報した。山根さんは県警ヘリコブターで松本市内の病院に運ばれたが、午後2時33分、死亡が確認された。木曽署によると、死因は出血性ショック。山根さんは22日に長野県側から単独で入山し、登山道から約160b滑落したとみられる。同署が原因を調べている。


 ▼山ノ内でスノーボードの男性死亡 (2014.01.16信毎)

 15日午前10時20分ごろ、下高井郡山ノ内町北志賀高原の竜王スキーパークから小丸山に向かう尾根から約80b下の斜面で、同町夜間瀬のアルバイト従業員磯部光輝さん(27)が心肺停止状態で発見された。県防災ヘリで長野市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。中野署によると、現場はスキー場外で急斜面。磯部さんは頭蓋内出血などが確認され、スノーボード中に滑落したとみて調べている。

 同署によると、磯部さんは14日午後2時ごろ、竜王スキーパーク内のスキー用具レンタル店の同僚に、スノーボードで小丸山方面へ行くと告げて職場を出た。夜になっても帰らないため同日午後10時半ごろ、職場から同署に捜索願が出た。15日朝から県防災ヘリや同署員らが捜していた。


 ▼根子岳の不明男性から自力下山と連絡 (2014.01.15信毎)

 上田署は14日、上田市・須坂市境の根子(ねこ)岳山頂近くから、13日午後に同市菅平高原のスキー場管理事務所に電話で迎えを要請した男性から、自力下山したと連絡があったと発表した。

 同署によると、男性は14日午前9時40分ごろ、携帯電話で「下山できるので大丈夫」と管理事務所に伝えてきた。同10時すぎ、表示された電話番号に同署員がかけると「救助要請はしていない」 「ビバーク(露営)した」などと話し、既に東京方面へ車を走らせていると話した。男性の名前などは確認できていない。

 男性からは13日に「スキー板が壊れたので、迎えに来てほしい」と電話があった。同日の捜索では見つからず、14日朝から上田署員ら13人が捜索し、県警ヘリコプターも出動した。


 ▼南ア仙丈ケ岳で滑落、男性2人を救助 (2013.12.31信毎)

 30日午前9時ごろ、南アルブス仙丈ケ岳馬ノ背ヒュッテ付近で2人が滑落した−と同行者から県警本部に救助要請があった。2人は県警ヘリコプターで救助され、伊那市内の病院に運ばれた。伊那署によると、ともに都内の会社員で、48歳の男性が左膝捻挫、57歳の男性が頭や顔の打撲とみられ、命に別条はない。

 2人は計11人パーティーで28日から5泊6日の予定で入山。この日は早朝から仙丈ケ岳を目指していた。


 ▼アイスクライミングの死亡女性身元判明 (2013.12.17信毎)

 茅野署は16日、茅野市の八ケ岳連峰・硫黄岳ジョウゴ沢の凍った滝で15日、アイスクライミングをしていて滑落し、死亡した女性は、名古屋市緑区の会社員久保郁子さん(53)と確認したと発表した。同署によると、死因は出血死。久保さんは同行した4人とアイスクライミングをしていて約20bの高さから落ち、全身を強く打ったとみられるという。


 ▼米で冬山登山の邦人男性行方不明 (2013.12.12信毎)

 【ニューヨーク共同】米ワシントン州で冬山登山に出掛けた邦人男性1人が、11月27日から行方不明になっていることが11日、分かった。

 外務省海外邦人安全課によると、男性はオオニシ・ヨウスケさん(26)。旅行で米国を訪れ、ワシントン州のセントヘレンズ山(2550b)に向かった。地元メディアによると、11月27日に同州クーガーの商店で姿が目撃されたのを最後に、連絡が取れなくなっている。

 今月4日に地元の警察当局が公開捜査に踏み切り、へリコプターターなども使って捜索を続けているが、手掛かりは見つかっていないという。


 ▼上高地に向かった横浜の男性が行方不明 (2013.11.16信毎)

 北アルプス上高地に1人で向かった横浜市栄区の無職大沢豊さん(77)が、家を出たまま帰らないと家族が14日夜に松本署に届け出た。同署によると、大沢さんが家族に話していた内容から、北ア霞沢岳(標高2646b)に向かったとみて、15日は霞沢岳への登山道を捜索したが、見つかっていない。大沢さんは12日に自宅を出発し、14日朝に家族とメールでやりとりした後、連絡が取れていない。同署は16日ヘリコプターで捜索する。


 ▼北ア奥穂高岳で新潟の男性滑落死 (2013.10.16信毎)

 14日午前11時25分ごろ、北アルプス奥穂高岳のジャンダルム付近(標高約3千b)で、新潟県新発田市の医師木戸成生さん(63)が約150b滑落した。別の登山者が119番通報し、木戸さんは県消防防災ヘリで松本市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。松本署によると、木戸さんは13日に単独で上高地から入山し、事故当時は西穂高岳方面から奥穂高岳方面に向かっている途中だった。同署が原因を調べている。


 ▼妙徳山で男性滑落、重傷 (2013.10.16信毎)

 14日午前11時8分、長野市若穂綿内の妙徳山(1294b)を登山中だった同市柳原の無職吉田秀夫さん(65)から、滑落し動けなくなったと110番通報があった。吉田さんは長野市内の病院に搬送されたが、左脚を折るなどの大けが。長野中央署によると、同日午前に日帰りの予定で単独で入山していた。


 ▼北アで滑落2件計3人骨折疑い (2013.09.24信毎)

 北アルプスで23日に2件の遭難が発生し、男女計3人が骨折の疑いで県警ヘリコプターで救助された。

 午前6時50分ごろ、奥穂高岳ロバの耳(標高約3100b)付近で、奈良市の会社員小林健児さん(32)と大阪市西区の会社員前田智恵子さん(25)が落石を受けて滑落した。通り掛かった登山者が110番通報し、2人は松本市内の病院に運ばれた。松本署によると、小林さんは左肘、前田さんは左手首を骨折したもようだ。

 午前11時ごろには、涸沢から上高地へ家族計4人で下山中だった京都府宇治市の無職荒川節子さん(61)が、涸沢付近の登山道パノラマコース(標高約2350b)で滑落した。家族が近くの山小屋を通じて救助要請し、荒川さんは松本市内の病院に運ばれた。松本署によると、鼻の骨折の疑いがある。


 ▼戸隠山で埼玉の男性倒れ、死亡 (2013.09.22信毎)

 21日午前11時50分ごろ、長野市戸隠の戸隠山の登山道で、埼玉県三郷市の会社員西田弘児さん(49)が突然倒れたと119番通報があった。西田さんは県消防防災ヘリコブターで救助され、長野市内の病院に運ばれたが、午後1時50分、死亡が確認された。長野中央署は病死とみている。同署によると、西田さんは日帰りの予定で友人の男性と登山中だった。


 ▼常念岳の不明女性、遺体で発見 (2013.09.18信毎)

 北アルプス常念岳(2857b)の一ノ沢登山道で16日に沢に流され行方不明になっていた神戸市の女性は17日午前8時半すぎ、捜索していた安曇野署員らが沢の中で心肺停止の状態で見つけた。搬送先の安曇野市内の病院で死亡が確認された。同署によると、女性は神戸市の会社員百瀬千尋さん(33)で、死因は溺死。見つかったのは16日に流された場所から800bほど下流だった。


 ▼常念岳から下山中の女性が行方不明 (2013.09.17信毎)

 16日午前9時15分ごろ、北アルプス常念岳(2857b)の一ノ沢登山道で、神戸市の女性(33)が転んで沢に流され行方不明になったと、同行の30代女性から山小屋を通じて安曇野署に通報があった。同署によると、行方不明の女性は、通報した女性と2人で16日朝、常念岳山頂に近い山小屋を出て下山中だった。雨が降り、風が強かった。沢は水かさが増していたという。


 ▼北ア槍ケ岳で滑落の大学生を救助 (2013.09.16信毎)

 北アルプス槍ケ岳・北鎌尾根で14日に滑落し、動けなくなっていた神奈川県の大学生は15日午前6時半ごろ、県警ヘリコブターで松本市内の病院に運ばれた。大町署によると、搬送されたのは川崎市の大学生(22)で、足を捻挫しているが命に別条はない。山仲間と計2人で登山中だった。


 ▼北ア槍ケ岳で大学生滑落、動けず (2013.09.15信毎)

 14日午後5時50分、北アルプス槍ケ岳・北鎌尾根を登山中の神奈川県の大学生から、同行者が滑落し、動けなくなった-と近くの山小屋を通じて大町署に連絡があった。同署によると、滑落したのは同県の20代の男子大学生。意識はあるが動けない状態という。13日に3泊4日の日程で上高地から入山していた。県警山岳遭難救助隊が15日に救助に向かう予定。


 ▼北ア唐松岳、千葉の女性が滑落死 (2013.09.11信毎)

 10日午前8時半ごろ、北アルプス唐松岳・不帰瞼(かえらずのけん)で千葉県松戸市の無職荒井頒子(ようこ)さん(72)が滑落し、同行者が近くの山小屋を通じて大町署に通報した。荒井さんは約250b滑落して全身を強く打ち、県警ヘリコブターで収容したが死亡が確認された。荒井さんは9日、2泊3日の予定でガイド付きの11人パーティーで八方尾根から入山。この日は、宿泊した山小屋から白馬鑓(はくばやり)温泉を目指していた。


 ▼北ア赤岩岳で広島の男性が滑落 (2013.09.11信毎)

 10日午前7時55分ごろ、北アルプス西穂高岳〜奥穂高岳間の赤岩岳付近(標高2800b)で広島県福山市の無職藤原隆志さん(69)が滑落した-と同行者が119番通報した。藤原さんは県消防防災ヘリコプターに救助され、松本市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っており意識不明の重体。松本署によると、約50b滑落した。岐阜県側の新穂高温泉から9日に入山し、西穂高岳から奥穂高岳に向け縦走していた。


 ▼中ア・中岳で東京の男性が病死 (2013.09.11信毎)

 10日午後0時24分、中央アルプス中岳付近の登山道で東京都調布市の会社員山内忠雄さん(68)が体調不良で倒れたと、同行の妻から山小屋経由で駒ヶ根署に通報があった。中ア地区山岳遭難防止対策協会救助隊員と同署員計8人が意識不明の山内さんを収容、山内さんは救急車で駒ヶ根市内の病院に運ばれたが、午後5時29分に死亡が確認された。同署によると、死因は病死。山内さんは妻、娘と3人で同日午前に千畳敷から入山、駒ヶ岳へ登山中だった。


 ▼北ア岳沢で男性倒れ死亡 (2013.08.30信毎)

 29日午前9時40分ごろ、北アルプス岳沢の重太郎新道(標高約2250b付近)で、山口県防府市の無職朝間仁志さん(68)が倒れ、意識不明となった。朝間さんは県消防防災ヘリコブターで松本市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。松本署によると病死。朝間さんは、仲間3人と奥穂高岳に向けて登山中だった。


 ▼蓼科山で横浜の男性死亡 (2013.08.30信毎)

 29日午後1時半ごろ、茅野市の蓼科山頂(2530b)と将軍平の間の登山道脇に、横浜市保土ヶ谷区の無職白須司朗さん(61)が倒れているのを通り掛かった登山者が見つけ、近くの山荘を通じて茅野署に通報した。県消防防災ヘリコプターで茅野市内の病院に運んだが、午後3時12分に死亡が確認された。外傷がないことなどから、同署は病死の可能性が高いとみている。


 ▼北ア槍ケ岳で滑落の女性、死亡を確認 (2013.08.27信毎)

 25日午前に北アルプス槍ケ岳北鎌尾根で滑落した女性は26日、県警ヘリで収容され、死亡が確認された。大町署によると、長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)町の無職浜崎尚子さん(生。全身を強く打っていた。


 ▼北ア蝶ケ岳の遺体は岐阜の60代女性 (2013.08.27信毎)

 北アルプス蝶ケ岳の長塀(ながかべ)沢付近(標高約2000b)で22日に見つかった女性の遺体は松本署の調べで26日、身体的特徴などから8月中旬から行方不明だった岐阜市の無職山下泰子さん(62)と分かった。同署によると、山下さんは登山道から約1`離れた沢に倒れていた。事件性はないとみている。


 ▼北ア槍ケ岳で女性滑落 (2013.08.26信毎)

 25日午前11時40分すぎ、北アルプス槍ケ岳を登山中の福岡県の山岳会パーティーから、仲間が滑落したと110番通報があった。県警ヘリコブターが北鎌尾根から100b余り下に登山者が倒れているのを確認したが、ガスや強風で救助できなかった。26日朝に再開する。大町署によると、滑落したのは5人パーティーの40代女性。2泊3日の予定で24日に上高地から入山した。


 ▼北ア蝶ケ岳で女性の遺体 (2013.08.23信毎)

 22日午前11時10分ごろ、北アルプス蝶ケ岳長塀沢付近(約2000b)で、松本署員らが女性の遺体を見つけた。同署は発見場所などから、今月10日から行方不明になっている岐阜市の60代女性の可能性があるとみて身元を確認している。女性の家族の届け出を受けて捜索していた。


 ▼北ア双六岳の滑落男性、県警ヘリが救助 (2013.08.22信毎)

 北アルプス双六(すごろく)岳で20日午前に滑落し、ビバークしていた東京都青梅市の無職男性(61)は21日、県警ヘリコプターで救助され、松本市内の病院に運ばれた。頭部を負傷しているが意識はあるという。大町署によると、男性は19日に岐阜県の新穂高温泉から単独で入山。24日に大町市七倉に下山する予定だった。


 ▼奥穂高岳で京都の男性遺体で発見 (2013.08.19信毎)

 北アルプス奥穂高岳の吊尾根付近(約3000b)の登山道から約200b下で18日、県警ヘリコブターが京都府京田辺市、会社員滝川裕史さん(49)の遺体を発見、収容した。松本署によると、死因は多発外傷。滑落したとみて調べている。

 17日午後10時すぎ、滝川さんが下山予定日の16日を過ぎても戻らないと、所属する地元山岳会から同署に通報があり、捜索していた。滝川さんは13日に上高地から入山し、北穂高、奥穂高、前穂高岳などを縦走し、16日に上高地に下山予定だった。


 ▼北ア明神岳で白骨遺体見つかる (2013.08.19信毎)

 松本署は18日、北アルプス明神岳下宮川谷付近(約1700b)の沢で白骨遺体を発見したと発表した。中信森林管理署臨時職員が見つけ、17日午後に松本署に連絡した。同署によると、骨はかなり古く、登山者のような物や持ち物が一部残っていた。同署は過去に遭難して見つかっていない人との照合など、身元の特定を進めている。


 ▼北アに向かった神奈川の男性が行方不明 (2013.08.15信毎)

 北アルプスに1人で向かった神奈川県横須賀市の会社員堀越幹夫さん(63)と連絡が取れないと、家族が14日に松本署に届け出た。同署によると、掘越さんは12日に2泊3日の予定で松本市安曇の島々谷から入って徳本峠などを経て上高地に向かい、14日に下山予定だった。13日午前9時ごろに家族と携帯電話で話したが、その後連絡がつかなくなったという。同署は遭難した可能性もあるとみて、15日から県警ヘリコプターなどで捜索する。


 ▼根子岳で兵庫の男性死亡 (2013.08.14信毎)

 13日午前7時すぎ、上田市菅平高原の根子岳登山道付近のササやぶに兵庫県西宮市の会社役員虎松(とらまつ)宏和さん(48)が倒れているのを登山者が見つけ、110番通報した。虎松さんは県警ヘリコブターで上田市内の病院に運ばれたが、同10時すぎに死亡が確認された。上田署によると、虎松さんは単独で同日早朝に登山したとみられる。目立った外傷がなく、同署は病死とみて調べている。


 ▼北アに向かった岐阜の女性が行方不明 (2013.08.14信毎)

 北アルプス蝶ケ岳に1人で向かった岐阜市の無職山下泰子さん(62)が、帰宅予定の11日を過ぎても帰らないと家族が12日に松本署に届け出た。同署は山下さんが遭難した可能性もあるとみて、12日夕から県警ヘリコプターなどで松本市安曇の上高地から蝶ケ岳に通じる登山道などを捜索。13日も捜したが見つからなかった。同署によると、山下さんは10日午前に高速バスで上高地に到着し、その後の足取りが分かっていない。14日も捜索する。


 ▼北ア大キレットで埼玉の男性が滑落死 (2013.08.13信毎)

 11日午前11時半ごろ、北アルプス南岳−北穂高岳間の大キレット(約2800b)で埼玉県朝霞市の団体職員六川真玉さん(52)が滑落した。通り掛かった登山者が目撃して松本署に通報し、六川さんは県警ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。同署によると、死因は頭の骨などを折る多発性外傷。六川さんは7日に単独で岐阜県側から入山し、槍ヶ岳から北穂高岳に向かう途中で約200b滑落したとみられる。


 ▼槍ヶ岳で千葉の男性が行方不明 (2013.08.11信毎)

 北アルプス槍ヶ岳に単独で登山に出掛けた千葉市の会社員土橋敬司さん(71)が、帰宅予定の9日になっても帰らないと家族が同日夜に松本署に届け出た。10日朝から県警山岳救助隊や県警ヘリコプターなどが捜索したが見つかっていない。同署によると、土橋さんは5日に上高地から入山、6日に槍ヶ岳東鎌尾根の山小屋に宿泊した後の行方が分かっていない。11日も朝から捜索する。


 ▼西穂高岳で滑落死したのは千葉の男性 (2013.08.10信毎)

 北アルプス西穂高岳天狗ノ頭付近(約2900b)で8日朝に滑落して死亡したのは、松本署の調べで千葉県八千代市の公務員生田隆義さん(57)と分かった。同署によると、死因は多発外傷。


 ▼西穂高岳で男性が滑落死 (2013.08.09信毎)

 8日午前8時5分ごろ、北アルプス西穂高岳の天狗ノ頭付近(約2900b)で男性が長野県側に約100b滑落した。同行していた男性が110番通報し、男性は県警ヘリコプターで救助され松本市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。松本暑が身元を確認中。同署によると、男性は2人パーティーで、滑落時は奥穂高岳から西穂高岳に向かう途中だった。


 ▼南アで収容の遺体は神奈川の会社員 (2013.08.09信毎)

 飯田署は8日、南アルブス聖(ひじり)岳と兎(うさぎ)岳間の縦走ルートから約300b下の沢筋で収容された男性の遺体は、神奈川県伊勢原市の会社員宮川正喜さん(63)と確認した。同署によると、宮川さんは1日夜に自宅を出発して南アに向かい、11日に帰宅する予定だった。4日に同ルートから男性が滑落したとの情報があり」7日に遺体を県警ヘリコブターで収容した。


 ▼南アで男性の遺体収容 (2013.08.08信毎)

 飯田署は7日、南アルブス免(うさぎ)岳から聖(ひじり)岳への縦走ルートから約300b下の長野県側の沢筋から、男性1人の遺体を県警ヘリコブターで収容した。死因は脳挫傷。4日に同ルートから人が滑落したとの情報を受け、地上から入山した同署員が5日、沢筋に人が倒れているのを発見。天候の回復を待っていた。同署は、神奈川県の男性とみて身元確認を進めている。


 ▼北ア涸沢で安曇野の女性が滑落死 (2013.08.08信毎)

 7日午後4時25分ごろ、北アルプス涸沢上部の登山道ザイテングラード(約2800b付近)で、安曇野市穂高相原、会社員柳沢要子さん(57)が滑落した。県警ヘリコブターで松本市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。松本署によると、死因は頭の骨などを折る多発外傷。単独で下山中だったとみられる。


 ▼北ア大手レットで遭難の男性を救助 (2013.08.08信毎)

 北アルプス南岳−北穂高岳間の大キレット(約2800b)で6日午後に滑落し、ビバークしていた東京都多摩市の男性(70)は、7日午前7時ごろ、県消防防災ヘリコブターで救助され、松本市内の病院に運ばれた。松本署によると、男性は軽傷のもよう。


 ▼北ア大キレットで男性が滑落 (2013.08.07信毎)

 6日午後4時ごろ、北アルプス南岳-北穂高岳間の大キレット(約2800b)で東京都多摩市の男性(70)が約100b滑落した。同行者が山小屋を通じて松本署に救助を要請した。同署によると、男性は頭を数カ所切っているが、軽傷のもよう。6日は悪天候と日没で救助ができなかったため、男性は現場でビバーク。天候の回復を待ち、7日朝に県消防防災ヘリコプターが救助する方針。男性は4人パーティーで4日に岐阜県側から入山した。槍ケ岳を経て、北穂高岳に向かう途中だったという。


 ▼中ア宝剣岳で滑落死の女性の身元判明 (2013.08.06信毎)

 中央アルプス宝剣岳付近で4日に女性が滑落、死亡した遭難事故で、駒ケ根署は5日、女性の身元を大阪府東大阪市の生花店従業員岩井裕美さん(35)と確認した。同署によると、死因は外傷性くも膜下出血と脳挫傷。同行の4人と4日午前5時ごろ、千畳敷から白帰りの予定で入山。岩場を登り切った岩井さんが反対側に約20b滑落した。天候は悪くはなかったという。


中ア宝剣岳で女性が滑落死 (2013.08.05信毎)

南アでは1人不明

 県内の中央アルプス、南アルブスで4日、山岳遭難が相次ぎ、1人が死亡、1人が行方不明になった。

 中ア宝剣岳付近で午前10時半ごろ、女性が西側に20bほど滑落したと、同行者から宝剣山荘経由で駒ヶ根署に救助要請があった。同署によると、女性は県警ヘリコプターで収容、伊那市内の病院に搬送されたが、午後4時50分、死亡が確認された。女性は30代ぐらいで同行者4人と4日に千畳敷から日帰りの予定で入山、駒ヶ岳から宝剣岳へ縦走中だった。身元や死因を調べている。

 一方、南アでは午後1時40分ごろ、「兎岳から聖岳への縦走ルートから人が滑落するのを目撃した」と、登山中の男性が携帯電話で110番通報。県消防防災ヘリが上空から捜索したが人は見つからず、天候不順のため午後3時で打ち切った。5日は午前3時ごろから飯田署員が地上から、同7時ごろから県警ヘリが上空から捜索する。


北ア遭難相次ぎ1人死亡 (2013.07.19信毎)

 韓国人パーティー1人重傷

 北アルプス南部で2日、遭難事故が3件発生し、松本署によると女性1人が死亡、男性2人がけがをした。男性1人は韓国人で、韓国人パーティー9人のうちの1人。頭の骨などを折る重傷を負った。

 午前11時10分ごろ、天狗ノ頭ピーク付近(約2900b)で、大津市の田中淑子さん(61)が滑落した。同行者が現場近くにいた夏山常駐パトロール隊を通じて松本署に通報した。田中さんは午後5時17分に県警ヘリコプターで救助され、松本市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 同署によると、大津さんはガイド2人を含む6人の登山ツアーに参加し、西穂高岳から奥穂高岳に向かう途中だった。

 一方、午前9時50分ごろには前穂高岳紀美子平付近(約2900b)で韓国人チェ・ジエギユさん(51)が約50メートル滑落。通り掛かった男性登山者が110番通報し、午後1時半ごろに県警ヘリで松杢巾内の病院に運ばれた。

 松本署によると、頭や左肘の骨などを折る重傷だが、命に別条はない。チェさんのパーティーは1日に上高地から入山。奥穂高岳を経て、前穂高岳から上高地へ下山する途

中だったという。

 また、午前9時半ごろには北穂高岳大キレット長谷川ピーク付近(約2800b)で前橋市の男性医師(42)が岩場で足を滑らせ、右足首を骨折した。自分で110番通報し、県消防防災ヘリで松本市内の病院に運ばれた。


中ア9人連絡取れず

檜尾岳付近韓国人グループ

 

 

信濃毎日新聞 掲載

平成25年07月30日(火)

 29日午後1時すぎ、中央アルプス檜尾岳(2728b)付近で韓国人男性(70)が動けなくなっていると駒ヶ根署に通報があった。同署によると、男性は韓国人男女計20人のグループの1人。20人のうち11人は周辺の山小屋などにいるか、自力下山して所在が確認されたが、この男性を含む9人と連絡が取れていない。千畳敷(約2600b)のホテルによると、一帯は同日午前から雨と風が強く、霧で視界が悪かった。同署員と中ア遭対協救助隊員が千畳敷に入っており、天候の回復を待って30日朝から槍尾岳付近を捜索する予定。

 同署によると、20人は40〜70代。28日に駒ヶ根市の池山登山口から入山し、空木岳(2864b)を経て木曽殿山荘に宿泊。29日午前6時ごろに同山荘を出発し、同日午後に宝剣岳(2931b)近くの宝剣山荘に到着する予定だった。東京の旅行代理店が山小屋の宿泊を手配したが、ガイドは同行していなかった。

 29日午後、女性の1人が「駒ヶ岳ロープウエイ」の千畳敷駅近くにあるホテルに下山。男性が動けなくなっていると

伝え、ホテル側が駒ヶ根署に通報した。同署が確認した結果、同日夜までに、通報した女性を含む8人が宝剣山荘に到着。1人が木曽殿山荘に戻った。さらに男性2人が自力で下山した。檜尾岳尾根を下ったとみられる。

 下山した2人は午後7時ごろ同署に到着。長袖のジャージー姿でリュックサックを持っていた。槍尾岳近くの避難小屋に4人がいる−と話しているという。

 日本気象協会(東京)によると、29日は北陸地方に伸びる梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県全域で雨が降った。大気の状態が不安定になり、南部では急に雨脚が強くなった所や、山では霧が出た所もあった。

言葉通じずつかぬ情報

 「慌てた様子で韓国語でまくしたてていた」。韓国人登山者20人が29日に宿泊する予定だった宝剣山荘の従業員新伸浩さん(31)によると、一行がチェックイン予定だった午後1時すぎ、7人が駆け込むようにやって来た。だが、山荘には韓国語ができる人はおらず、「遭難したかどうかは分からなかった」という。

 同5時すぎには、山荘従業員に付き添われて韓国人1人が疲れ切った様子で到着。寒さで震えていたが、火に当たると元気を取り戻した。この日、山荘付近は「雨風がひどくて霧で視界も悪く、気温も低かった」という。

 「言葉が通じず正確な情報をつかみ切れていない」。救助要請の通報を象けた駒ケ根署でも同日夜、署員らが困惑

していた。同署によると、20人はこの日、隊をなさずにばらばらに行動していた。中ア千畳敷へと通じるロープウエーを運行する中央アルブス観光(駒ヶ根市)によると、自力下山した2人は同日夕、ロープウエーの「しらび平駅」へ通じる県道沿いを歩いているところを同社従業員が見つけた。

 同社の田村芳成常務は「ツアー登山と聞いていたが、ばらばらで行動していることに驚いた。雨なので(連絡が取

れない9人が)きちんとした装備をしているか心配」。同社は県警と連絡を取り合い、30日の捜索に増員が必要な場合は臨時便を遅行できるよう準備している。

 千畳敷のホテルによるとこの日は悪天で、早めに引き返したり出発を控えたりする登山者もいたという。


 ▼八ヶ岳連峰赤岳で男性の遺体を発見 (2013.07.19信毎)

 18日午後0時35分ごろ、八ヶ岳連峰赤岳(2899b)頂上から約50b下の岩場に男性が倒れているのを登山者が見つけ、近くの赤岳頂上小屋従業員を通じて茅野著に通報した。同署によると、男性は石川県白山市の無職伴伸雄さん(69)で、頸椎(けいつい)損傷により死亡していた。伴さんは1人で16日に入山し、19日に下山予定だった。同署は滑落したとみている。


 ▼川上でロッククライミングの男性死亡 (2013.07.14信毎)

 13日午前11時45分ごろ、南佐久郡川上村の小川山の屋根岩岩峰群で、ロッククライミングをしていた東京都青梅市の無職田中慎三さん(68)が約15b滑落した。佐久署や佐久広域連合消防本部南部消防署が救助に当たったが、同日午後1時半ごろ、搬送先の同郡小海町内の病院で死亡が確認された。死因は滑落中に頭部を強く打ったことによる脳挫傷。佐久署は、田中さんがザイル操作を誤ったか、手や足を滑らせたとみて調べている。


 ▼赤岳で男性の遺体発見 (2013.07.03信毎)

 2日午前11時50分ごろ、県警ヘリコブターが八ヶ岳連峰の赤岳(2899b)直下の立場沢で男性の遺体を見つけ、午後1時すぎに収容した。茅野署によると、現場は山頂から300〜400b下で、服装などから1月12日に仲間と入山し、同14日に行方不明になった東京都杉並区の自営業平艮(たいら)光司さん(50)とみて、死因を調べている。平艮さんを捜していた登山仲間から、遺体の目撃情報が寄せられていた。


 ▼北ア風吹岳で女性滑落、ヘリで救助 (2013.06.30信毎)

 29日午前8時半ごろ、北アルプス風吹岳(1888b)を登山していた大阪府高槻市の無職女性(74)が約40b下の川に滑落、腰などを強打した。近くの登山者が119番通報。北アルプス広域消防本部・大町消防署の救助隊が出動し、午前11時ごろ、県警ヘリで松本市内の病院に搬送された。大町署によると、現場は登山口から約1`上で、夫と登山をしていた女性がバランスを崩して滑落したらしい。命に別条はないという。


北アで滑落事故相次ぎ1人死亡 (2013.06.05信毎)

 北アルプス北穂高岳(3106b)の北穂高沢で4日、2件の滑落事故があり、男性1人が死亡した。松本署は「北穂高沢などはまだ雪が多く、ヘルメットを着用してほしい」としている。

 午前7時ごろ、北穂高沢下部の山小屋近くで静岡県熱海市、無職塩原孝一さん(68)が倒れているのを別の登山者が見つけ、山小屋が同署に救助要請。塩原さんは頭などから出血しており、県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが、午後4時21分、出血性ショックで死亡が確認された。同署は北穂高沢から滑落したとみている。塩原さんは1日に一人で上高地から入山、5日に下山予定だったという。

 午前11時ごろには北穂高沢上部で埼玉県川口市の無職男性(25)が滑落し、一緒にいた父親が救助要請した。男性は左半身を強く打っており、県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが命に別条はないという。

 一方、北ア奥穂高岳のあずき沢上部で3日に滑落し、自力で涸沢の山小屋にたどり着いた神戸市の男性(67)は、4日、県警ヘリで松本市内の病院に運ばれ、骨折の疑いがあるという。


 ▼北ア蝶ケ岳付近で男女2人がけが (2013.06.02信毎)

 1日午前9時ごろ、北アルプス蝶ケ岳に近い蝶槍付近で京都市の会社員男性(46)が滑落して歩けなくなり、110番通報して救助を求めた。向じころ、蝶ケ岳から三股登山口に下山中の名古屋市の会社員女性(37)も足を滑らせてけがをしたと、山小屋を通じて安曇野署に救助要請した12人は県警ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれ、ともに骨折の疑いがある。


 ▼明神岳の身元不明遺体は愛知の男性 (2013.05.20信毎)

 松本市安曇の北アルプス明神岳(2931b)で発見された男性2人の遺体のうち身元不明だった1人について、松本署は19日、昨年12月31日に行方不明になった愛知県小牧市の会社員加藤秀明さん=当時(34)=と確認した。遺体は18日、標高1800b付近の南東側斜面で見つかった。うち1人は、加藤さんとともに行方が分からなくなった名古屋市名東区の会社員浜松一人(かずと)さん=当時(35)=と判明していた。同署によると、2人の死因は窒息死とみられ、雪崩に巻き込まれた可能性もあるとみて調べている。


 ▼中アで宇都宮の男性遭難か (2013.05.02信毎)

 駒ヶ根署は11日、宇都宮市の会社員皆川初男さん(64)が中央アルプスに登山に出掛けたまま連絡が取れなくなっていると発表した。6日までの休暇を過ぎても会社に出勤しないため、会社と家族が9日に栃木県警に届け出た。駒ヶ根暑が登山者カードを調べたところ、皆川さんはカードを提出しており、4月28日に中ア千畳敷に入り檜尾岳から空木岳に縦走して30日に下山する計画だった。12日以降、天候を見ながらヘリコプターでの捜索を検討する。


 ▼赤石岳登山口付近に車、男性遭難か (2013.05.02信毎)

 下伊部郡大鹿村釜沢の南アルブス赤石岳(3120b)の登山口付近に車が止まったままになっていると、通行人から飯田署に9日連絡があった。同署が調べたところ、車の所有者は東京都江東区の会社員北畠博之さん(47)で、行方不明になっていることが分かった。同署は赤石岳で遭難した可能性もあるとみて10日に赤石岳に向かう小渋川ルートを、静岡県警ヘリが赤石岳付近を捜索したが発見できなかった。11日も同署員が早朝から捜索したが見つからず、12日も捜索する。


 ▼戸隠で滑落の群馬の男性を救助 (2013.05.02信毎)

 長野市戸隠の高妻山(2353b)からの下山中に滑落し、救助を要請していた群馬県草津町の会社員男性(23)は11日午後3時10分、長野中央署員らに救助された。男性は左足打撲などの軽傷を負い市内の病院に運ばれた。同署によると、男性は10日、1人で日帰りの予定で入山していた。


 ▼焼岳から下山中の男性をヘリで救助 (2013.05.09信毎)

 8日午後3時ごろ、北アルプス焼岳から上高地に向かって下山していた静岡県熱海市の男性調理師(46)が、足のけいれんで動けなくなった。松本署によると、救助要請を受けて出動した県警ヘリコブターが救助し、男性にけがはなかった。男性は同日、日帰りの予定で単独で上高地から入山した。


 ▼白馬乗鞍岳で不明の男性を救助 (2013.04.08信毎)

 北アルプス白馬乗鞍岳付近で6日にスノーボードをしていて迷い、下山できなくなっていた長野市の会社員男性(38)は7日午後4時前、北ア北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員らに救助された。前夜のビバークで疲労しているが、けがはないという。


 ▼北ア鹿島槍ヶ岳女性2人遭難死 (2013.03.28信毎)

 北アルプス鹿島槍ヶ岳(2889b)で27日午前11時すぎ、雪上に人影があるのを県警ヘリコプタ1が発見し、女性2人を収容した。大町署によると、東京都新宿区の地方公務員安田麻衣さん(37)と、調布市の独立行政法人職員木村知香子さん(36)で全身を強く打っており、大町市内のヘリポートで死亡を確認した。

 同署によると、現場は標高2千b付近の雪渓上。ザイルで互いの体を結んでおり、1人のヘルメットが割れていたという。鹿島槍ヶ岳頂上につながるアラ沢ノ頭(2618b)付近の尾根から約400bほど滑落したらしい。

 2人はそれぞれ別の山岳会所属している山仲間。23日に大町市の大谷原登山口から鹿島槍ヶ岳を目指し、2泊3日の予定で入山していた。予備日の26日になっても連絡が取れないため、安田さんの家族が同日夜、同署に届け、県警ヘリが27日午前から捜索していた。


 ▼西穂高岳の遺体は千葉県の男性 (2013.03.13信毎)

 北アルプス西穂高岳で11日に遺体で収容された男性は、松本署の調べで12日、千葉県市川市、会社員神田仁さん(35)と分かった。同署で家族が確認した。死因は低体温症とみられる。神田さんは9日に岐阜県側から単独で入山し途中の山小屋で宿泊、10日早朝に西穂高岳山頂を目指して出発していた。


 ▼西穂高岳で男性の遺体発見 (2013.03.12信毎)

 11日午後2時10分ごろ、長野・岐阜県境の北アルプス西穂高岳山頂付近の稜線(りょうせん)で、登山者が男性の遺体を見つけて県警に通報した。遺体は同5時12分、県消防防災ヘリコプターで収容された。松本署によると、外傷はなく、死因や身元を調べている。


 ▼八ケ岳で遭難の女性死亡 (2013.02.26信毎)

 八ケ岳連峰・横岳南方の石尊稜(せきそんりょう)で24日に体調不良のため動けなくなっていた相模原市緑区の団体職員、大沢清美さん(41)は25日午前10時ごろ、県防災ヘリで収容されたが、茅野署で死亡が確認された。同行の男性2人も両手の指に凍傷を負い、同7時35分にヘリで救助され、茅野市内の病院に運ばれた。同署によると、大沢さんは23日に4人パーティーで入山。現場ではロッククライミングをしていた。仲間の1人が24日、付近の山小屋まで下山して救助を求めていた。


 ▼西穂高岳で不明の男性救助 (2013.02.26信毎)

 岐阜県警は25日、長野・岐阜県境の北アルプス・西穂高岳で連絡が取れなくなっていた東京都三鷹市新川6丁目、大学院生赤尾邦和さん(29)をヘリコプターで救助した。顔に凍傷を負っているが、意識ははっきりしており、話せる状態という。高山暑によると、同日午前3時ごろ、赤尾さんから県警本部に「野営している。食料が尽きた」と携帯電話で110番があった。赤尾さんの話などから1800b付近をヘリで捜索、午前10時ごろに発見した。同県警は当初団体職員としていた赤尾さんを大学院生と訂正した。


 ▼妙高山で遭難の信濃町の男性救助 (2013.02.26信毎)

 新潟県妙高市の妙高山に23日から山スキーに出掛け、けがをして下山できずにいた上水内郡信濃町野尻の建設業門馬賢治さん(56)を妙高署員らが25日発見し救助した。右脚にけがをしているが、命に別条はなく、山小屋に搬送した。

  門馬さんは山頂付近でスキー中、足元の雪が崩れ滑落。テントは持っていなかった。携帯電話の位置情報で居場所を確認し、捜索を試みたが」悪天候のため25日朝まで入山できなかった。山小屋で天候の回復を待ち、下山させる。


 ▼八ヶ岳で女性1人遭難 (2013.02.25信毎)

 24日午後5時55分ごろ、八ヶ岳連峰・横岳(2829b)に登った相模原市の団体職員女性(41)が体調不良で行動できなくなったとして、同行者から茅野署に救助要請があった。同署によると、女性は首都圏の山岳会仲間の男性3人との計4人パーティーで、横岳南方の石尊稜(せきそんりょう)を歩いていた。同行者のうち2人が現場で女性に付き添い、1人が付近の山小屋まで下山して同署に連絡した。同署員が救助に向かっている。


 ▼西穂高岳で東京の男性遭難か (2013.02.25信毎)

 24日午後6時10分ごろ、長野・岐阜県境の北アルプス西穂高岳に登山に来ていた男性会社員(30)から「一級に来た男性と連絡が取れなくなった」と岐阜県警高山署に通報があった。

 連絡が取れなくなったのは東京都三鷹市の男性団体職員(29)。県警は暴風雪で遭難した可能性もあるとみて、天候回復を待ち、25日早朝にもヘリコブターなどでの捜索を始める。


 ▼西穂高岳で遭難の夫婦死亡 (2013.02.13信毎)

 岐阜県警は12日、長野・岐阜県境の北アルプス西穂高岳の標高2500b付近で、10日から行方が分からなくなっていた静岡市葵区の静岡県立こども病院医師堀本洋さん(63)と妻の無職睦さん(58)の2人を発見した。2人は高山署で死亡が確認され、死因はいずれも凍死。

 高山署によると、2人は尾根から約200b下の斜面で、約50b離れて倒れているのが見つかった。体の一部が雪に埋まり、心肺停止の状態だった。


 ▼北ア西穂高岳で女性が滑落 (2013.02.11新毎)

 10日午後1時25分ごろ、岐阜県高岡市の北アルプス・西穂高岳の2700b付近で、静岡市葵区桜木町4丁目職業不詳堀本睦さん(58)から「滑落し、動けなくなった」と携帯電話で110番があった。約2時間後には、夫の洋さん(63)から「妻と一緒にいる」と県警に連絡があった。

 岐阜県警山岳警備隊などが救助に向かったがへ悪天候で夫婦を見つけることができず11日朝から再度捜索する。


 ▼南ア駒ケ岳の遺体は大阪市の男性 (2013.02.03新毎)

 伊那署は2日、南アルブス駒ケ岳の山頂付近で1日に収容した男性遺体の身元を大阪市の無職中矢一義さん(63)と確認した。中矢さんは駒ケ岳方面へ登山に出掛け、昨年12月30日から行方不明となっていた。同署によると、外傷は少なく、死因や遭難した状況を調べている。


 八ヶ岳の赤岳で都内の男性不明 (2013.01.16新毎)

 15日午前10時20分ごろ、八ヶ岳連峰赤岳(2899b)の山頂直下付近で、東京都杉並区の自営業平良光司さん(50)が行方不明になったと、同行の山岳会仲間から110番通報があった。県警ヘリで捜索したが見つからず、16日早朝から茅野署員と諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊員計8人が捜索する。

 同署によると、平良さんは12日に仲間とともに茅野市の美濃戸口から入山し、2泊3日の予定で横岳や赤岳に登った。赤岳から下山中の14日午後3時ごろ、7人パーティーの最後尾にいた平良さんの姿が見えないことに仲間が気付いた。仲間らは同日は行者小屋まで下りて泊まり、15日、捜しに行く際に110番通報した。


 北ア大天井岳2人救助 (2013.01.05新毎)
   明神岳2人見つからず

 遭難が相次いだ県内山岳では4日、北アルプス大天井岳(2922b)中腹で動けなくなっていた男女2人が救助され、北ア明神岳(2931b)に向かう途中の長七の頭(2320b)付近で行方不明となっている愛知県の会社員2人は見つからなかった。一方、伊那署は同日、南アルブス駒ヶ岳(2967b)と仙丈ケ岳(3033b)に単独で向かった大阪市の60代男性が行方不明になっていると発表。遭難した可能性があるとみて捜索している。

 大天井岳の男女2人は4日午後に県警ヘリコブターが発見。安曇野署員や県警機動隊員などが背負って150bほど上部の大天荘近くに移し、県警ヘリなどで松本市内の病院に搬送した。ともに衰弱しているが意識はあるという。

 2人は東京都世田谷区の会社役員女性(37)と川崎市の会社員男性(26)。同署によると、仲間の男性2人と昨年12月30日に安曇野市から入山し、天候悪化のため、テント泊の計画を変えて31日は同岳北方の燕山荘に宿泊。1日は男女3人で同岳山頂を目指したが、強風などの悪天候と疲労からテントでビバーク(緊急露営)した。3日に3人のうち男性1人が燕山荘に戻って救助を求めていた。

写真:悪天候と疲労で男女2人が重刑ナなくなっていた場所(矢印)=4日午後1時40分ごろ、北アルプス大天井岳(県警提供)



 長七の頭で行方不明になっている愛知県小牧市の会社員加藤秀明さん(34)と名古屋市の会社員浜松一人さん(35)の2人は、松本署員ら8人が4日午前に捜索。県警ヘリも上空から捜したが見つからなかった。同署によると、現場付近で複数の雪崩跡が確認された。地上の捜索隊は4日に下山し、5日以降はヘリで捜索する予定。



 一方、伊那署によると、大阪市の60代男性については1日午前9時半ごろ、伊那市・山梨県南アルプス市境の北沢峠にある北沢駒仙小屋から「小屋近くにテントを張った登山者が帰ってこない」と通報があった。テント内に男性の登山計画書の控えがあり、県警ヘリで北沢峠一帯を捜索したが見つからなかった。

 男性は12月29日に伊那市長谷戸台から入山。予備日も含め3日までに下山予定だったが、連絡が取れていない。



天候判断ミスや疲労蓄積原因か

 県内山岳の遭難者は4日、2人が救助されたものの、北アと南アで依然、3人が行方不明となっている。山岳関係者は天候の判断ミスや疲労の蓄積が遭難の原因ではないかと指摘。あらためて慎重な登山計画と体力の見極めを求めている。

 北ア明神岳付近で、雪崩に巻き込まれた可能性もある愛知県の会社員2人が上高地から入山したのは昨年12月30日。この日は、北ア南部地区山岳遭難防止対策協会が上高地に通じる釜トンネル前で登山者らに雪崩の危険性などを呼び掛けていた。同協会の山口孝救助隊長によると、同28日の雪の後、30日に強い雨が降り「雪は不安定で、沢筋などで雪崩の危険性は高かった」と指摘。「天気が悪い時は行動しないなど、用心深くすべきだ」とする。

 南アの北沢駒仙小屋によると、小屋近くにテントを残したまま行方が分からない大阪市の60代男性が入山した翌日の12月30日、小屋周辺も雨中みぞれで、31日は雪だった。

 一方、4日に北ア大天井岳付近で救助された男女2人は宿泊予定がなかった山小屋から同岳山頂に向かう途中で悪天候と疲労で遭難。2人は3日間ビバークし、救助れた時は、疲れで歩けなくなっていたという。



 西穂高岳の男性は 悪天候で移送断念

 岐阜県警は4日、長野・岐阜県境の北アルプス西穂高岳で動けなくなり、心肺停止となっている神奈川県藤沢市の会社員中西裕さん(50)の山麓への移送を断念。悪天候でヘリコプターを飛ばせなかった。


 ▼大天井岳2人動けず(2013.01.04新毎)

 松本署や北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会などは3日、北ア明神岳に向かう途中の長七の頭(2320b)付近で行方不朋になっている男性2人の捜索を引き続き10人態勢で行った。同署によると、現場付近は積雪量が多く雪崩の危険性も高いため捜索は難航し、2人は見つかっていない。一方、安曇野署によると、同日午後1時20分ごろ明神岳北方の北ア大天井岳(2922b)中腹で男女2人が悪天候と疲労で動けなくなっているとの通報があった。両署などは4日朝から両現場の捜索を行う。


 ▼明神岳2人の捜索続く(2013.01.04新毎)

 長七の頭付近で行方不明となっているのは愛知県小牧市の会社員加藤秀明さん(34)と名古屋市の会社員浜松一人さん(35)。2人は12月31日昼、長七の頭付近のテント場からルート確認に出たまま戻らず、残っていた同の会社員男性(35)が下山し、同日夜に松本署へ通報した。

 捜索隊は2日にテント場へ到着し、3日午前7時から午後4時半まで捜索した。同署によると、現段階では、通報した男性が話している雪崩の跡は確認できていない。

 3人は同じ山岳会の仲間で、12月30日朝、明神岳登頂を目指し4泊5日の予定で上高地から入山した。

 安曇野署によると、大天井岳中腹で動けなくなっているのは、東京都世田谷区の会社役員女性(37)と川崎市の会社員男性(26)とみられる。2人は登山仲間の同居の男性(36)とともに1日、大天井岳北方の燕山荘を出発して同岳に向かったが、吹雪のため途中でビバーク(緊急露営)。テントで2泊した3日朝、この男性が2人を残して同荘に戻り、同荘で待っていた仲間の東京都中央区の男性(36)を通じて救助を求めた。

 同署によると、世田谷区の男性の話から遭難した2人は疲労しているが意識はある。携帯電話は通じないという。4人は同じ山岳会で、12月30日に安曇野市の宮城ゲートから入山した。


 ▼西穂高岳の遭難1人が心肺停止(2013.01.04新毎)
 同行の2人は下山

 岐阜県警は3日、高山市の北アルプス・西穂高岳(2009b)で遭難した神奈川県藤沢市の男女3人のうち、凍傷だった中西裕さん(50)が心肺停止状態になっているのを現場で確認した。

 他の2人は、三橋鈴子さん(60)と中村文建さん(44)で、岐阜県警山岳警備隊員らと一緒に現場から3`ほど手前にある山荘に到着し3日夕、ロープウエーで下山した。


 ▼南ア小仙丈ケ岳で遭難の男性無事救助(2013.01.01新毎)

 南アルブス小仙丈ケ岳で、悪天候のため動けなくなっていた東京都渋谷区の無職男性(65)は31日午前l・1時ごろ、伊那署や南ア北部地区遭対協救助隊に救助された。同署によると、けがはなく、救助隊員らと自力で北沢峠へ下山した。現場の積雪は約1bで、男性は雪に掘った穴の中にいた。


 ▼南ア小仙丈ケ岳で東京の男性動けず(2012.12.31新毎)

 30日午後2時半ごろ、南アルブス仙丈ケ岳に単独で向かった東京都渋谷区の無職男性(65)から、小仙丈ケ岳付近で道に迷い視界が悪くて動けないと、妻らを通じて伊那署に通報があった。同署によると、同6時ごろまでは男性と携帯電話で連絡が取れ、けがはなく、雪に掘った穴に避難していると話したという。南ア北部地区選対協隊員らが捜したが、悪天候のためいったん打ち切った。31日は県警へリコブターを飛ばすとともに、同隊員や署員が早朝から摸索する。男性は29日に北沢峠の山小屋に泊まり、30日に仙丈ケ岳を往復して同じ山小屋にもう1泊する予定だった。


 ▼北ア遭難死、遺族とガイドが和解(2012.12.29新毎)

 北アルプス・白馬岳で2006年10月、熊本県大津町の主婦=当時(53)=が遭難、死亡した事故で、遺族が登山ツアーの50代の男性ガイド(福岡県大牟田市)に損害賠償を求めた訴訟は、ガイドが6500万円を支払うことで28日までに福岡高裁(西謙二裁判長)で和解した。和解は26日付。

 一審の熊本地裁判決は「天候に関する情報収集義務を怠った」と指摘、ガイドに約6140万円の支払いを命じていた。

 遺族側の坂本秀徳弁護士によると、遺族の受取金額は遅延損害金が発生する判決より減るが、和解条項にはガイドが他の遺族にも誠意を持って対応することが含まれている。

 地裁判決によると、大津町の小場佐香代子さんは06年10月6〜11日の日程でガイドが主催したツアーに参加。7日に富山県の祖母谷温泉を出発し、北アルプスを歩いて白馬岳に向かう途中、強風や吹雪に遭い、低体温症で死亡した。ツアーには福岡、熊本両県の50〜60代の女性5人が参加し、うち4人が死亡した。


 ▼千畳敷で愛知の男性死亡(2012.12.25新毎)

  24日午後1時45分ごろ、中央アルプス千畳敷カールの剣ケ池近くで、愛知県武豊町の自営業深水修二さん(68)が雪に埋もれて倒れているのをホテル千畳敷の従業員が発見、駒ヶ根署に通報した。同署が収容したが、低体温症で既に死亡していた。深水さんは23日朝から宝剣岳に単独で登り、同日夜に帰宅予定だった1千畳敷一帯は23日午前から断続的に吹雪だったといい、道に迷って動けなくなったとみている。

 24日午前、複数の登山者から「剣ケ池近くの雪上にリュックサックが置かれたままになっている」と同ホテルに連絡があったという。


 ▼八ヶ岳で男性滑落、県警ヘリで搬送(2012.12.25新毎)

 24日午後1時半ごろ、茅野市の八ヶ岳連峰硫黄岳の西にある「峰の松目沢」の上部で、アイスクライミングをしていた東京都調布市の自営業男性(70)が滑落し、県警ヘリコブターで茅野市内の病院に運ばれた。茅野署によると、男性は背中などの打撲で軽傷。仲間と計2人でアイスクライミングをしていた。


 ▼仙丈ケ岳で、さらに1人発見(2012.12.13新毎)

  浜松の兄弟死亡確認

 南アルブス仙丈ケ岳(3033b)へ登山に出掛けたまま連絡が取れなくなっていた浜松市の兄弟の捜索は12日早朝から再開し、11日に6合目付近で心肺停止状態の男性が見つかった場所の約100b下方で、別の男性が倒れているのを捜索隊が発見した。それぞれ県警ヘリコプターで収容、伊那署へ運ばれたが、既に死亡していた。同署は、11日に見つかった男性を兄の無職井上務さん(53)、12日に発見された男性を弟の会社員和弘さん(47)と確認した。

 同署によると、死因は務さんが低体温症。和弘さんは多発外傷で、長野県側へ滑落し全身を強く打ったとみられる。11日は悪天のため、務さんの収容を見送っていた。

 この日は、南ア北部遭対協救助隊や県警山岳遭難救助隊などと約20人態勢で捜索。同遭対協によると、現場付近は雪が50aほど積もっていた。

 同署は12日、兄の名前を「勤さん」から「務さん」に訂正発表した。

写真:井上務さんを県警ヘリから降ろす伊那署員ら=12日午前8時20分、伊那市長谷


 ▼仙丈ケ岳で兄弟2人遭難か(2012.12.11新毎)

     伊那暑が捜索

 10日年前9時55分ごろ、浜松市の無職井上勤さん(53)と弟の会社員和弘さん(47)が南アルプス仙丈ケ岳(3033b)へ登山に出掛けたまま帰らないと、2人と同居する母親から山梨県警アルプス署を通じて伊那署に通報があった。同署によると、2人は7日末明に自宅を出て9日夜に帰宅予定だった。登山計画書などは見つかっていない。

 伊那署は、麓の伊那市長谷戸合口付近で2人の車を発見。荒天で遭難したとみて、10日年後2時ごろから1時間ほど、県警ヘリコブターで北沢峠から仙丈ケ岳を捜索したが、天候不良で視界が悪く、この日は発見できなかった。同署によると、8、9日の南アルブスは雪が降っていた。

 南ア北部遭対協救助隊員、県警機動隊員、同署員が11日早朝かち捜索を再開する予定。


 ▼穂高連峰でさいたまの男性が行方不明(2012.11.05新毎)

 北アルプス上高地から穂高連峰に入山したさいたま市中央区の会社員丸山憧生さん(56)が下山予定の3日を過ぎても戻らないと、家族が4日、松本署に届け出た。県警ヘリで捜索したが、この日は見つからなかった。同署によると、丸山さんは1日に単独で入山し、岳沢経由で奥穂高岳を目指したとみられる。同署は遭難した可能性があるとして捜索を続ける。


  

 御岳山で不明の男性無事発見(2012.10.27新毎)

 25日に御岳山(3067b)の山頂方面に単独で向かったまま連絡が取れなくなっていた岐阜市の無職男性(50)は自力で下山し、26日午前8時15分ごろ、御岳ロープウエイ飯森高原駅で捜索していた木曽署員らに発見された。同署によると、男性にけがはない。


 御岳山で岐阜の男性遭難か(2012.10.26新毎)

25日午後4時29分ころ、御岳山(3067b)の山頂方面に単独で向かった岐阜市の無職男性(50)が下山せず、連絡が取れないと、一緒に登山していた親族から木曽署に届け出があった。同署によると、男性は同日、親族6人と御岳ロープウエイを使って日帰りの予定で入山。黒沢口からの登山道8合目付近で親族と別れ、山頂方面に向かったという。木曽地区遭対協と同署が捜索を続けている。


 ▼北ア穂高連峰で川崎の男性が行方不明(2012.10.25新毎)

 松本署は24日、北アルプス穂高連峰に19日に単独で入山した川崎市の無職八島次男さん(64)が行方不明になっていると発表した。同署によると、上高地から入山し、同日、穂高岳山荘に宿泊した以降の足取りが不明。同山荘の宿泊者名簿には、20日は北穂高岳へ向かうとの記入があったが、周辺の山小屋に宿泊した記録がないという。下山予定の22日を過ぎても帰宅せず、23日に家族が同署に届け出た。同署は24日、県警ヘリで捜索した。


 ▼黒斑山から下山中の男性死亡(2012.10.16新毎)

 14日午後1時45分ごろ、小諸市と群馬県嬬恋村境の黒斑山(2404b)から下山していた東京都墨田区の会社員芝崎正一さん(63)が心肺停止状態となって倒れた七、同行者が携帯電話で119番通報した。芝崎さんは佐久市内の病院へ運ばれたが、同3時20分、死亡が確認された。小諸署によると、死因は急性心不全とみられる。芝崎さんらは東京都からの団体約60人で、同日午前10時ごろ、山頂を目指して小諸市の登山口を出発、午後2時ごろに同じ登山口に戻る予定だった。


 ▼登山者の滑落北アで相次ぐ 〈ヘリで2人救助〉(2012.10.09新毎)

 連休最終日の8日、北アルプスで滑落した登山者の遭難救助が相次いだ。

 7日午後9時5分ごろ、北アルプス・奥穂高岳のザイテングラード下部の標高2750b付近で、2人パーティーで下山中の埼玉県上尾市の公務員男性(61)が約50b滑落、頭などを打つけがをし、同行者が近くの山小屋に救助を要請した。松本署によると、県警山岳遭難救助隊が駆け付け一緒にビバークし、8日早朝、県警ヘリで救助して松本市内の病院に収容した。

 前穂高岳では8日午後0時25分ごろ、重太郎新道の標高2500b付近で、下山中だった東京都江戸川区の無職女性(70)がバランスを崩して約5b滑落、頭などにけがをした。同行者が110番通報し、県警ヘリで救助され松本市内の病院に運ばれた。松本署によると、女性は仲間3人と6日に上高地から入山していた。


 ▼北穂高岳で男性滑落し死亡(2012.09.27新毎)

 26日午前7時55分ごろ、岐阜県高山市の北アルプス・北穂高岳(3106b)で、石川県能美市大成町、アルバイト谷内健悟さん(34)が滑落した。約4時間後、県警のヘリコプターが心肺停止状態で病院に運んだが、死亡が確認された。死因は脳挫傷。

 高山署によると、谷内さんは稜線(りょうせん)から約150b下で倒れていた。登山者が滑落を目撃。北穂高小屋を通じて110番した。谷内さんは25日に上高地から1人で入山し、26日は槍ヶ岳を目指していた。


 ▼五竜岳の山小屋で女性が心肺停止(2012.09.24新毎)

 23日午後3時ごろ、北アルプス五竜岳の山小屋から、宿泊中の女性が心肺停止状態になったと大町署に連絡があった。同署によると、女性は埼玉県の無職女性(64)とみられ、同日朝、山小屋で倒れ、休んでいたという。この日は悪天候でヘリコプターが飛べず、24日に救助する。


 ▼虫倉山の不明女性遺体で発見(2012.09.19新毎)

 長野市中条の虫倉山に15日朝から登山に出掛け、行方不明になっていた同市の女性会社員は18日午前11時20分ごろ、この山の南東斜面の沢筋で遺体で見つかった。長野中央署によると、女性は同市南県町の尾崎真理さん(41)。同署は尾崎さんが登山路から外れ、道に迷って滑落したとみて死因を調べている。


 ▼北アで救助要請の男性2人、無事救助

 北アルプス餓鬼岳から下山中に滑落し、動けなくなっていた静岡市の会社員男性(55)は17日、県警ヘリで救助され、松本市内の病院に運ばれた。大町署によると、頭にけがをしているが命に別条はないという。

 槍ヶ岳北鎌尾根で体調不良を訴えていた東京都日野市の会社員男性(39)も同日、県警ヘリで救助された。


 ▼北ア常念岳で山梨の男性滑落死(2012.09.16新毎)

15日午後2時ごろ、北アルプス常念岳(2857b)の「胸突八丁」付近で、山梨県南アルプス市、会社員杉田喜則さん(59)が約30b滑落、県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが、同5時21分に死亡が確認された。安曇野署によると、杉田さんは会社の同僚2人と14日に安曇野市堀金烏川の三股登山口から蝶ケ岳に登り、15日は常念岳から下山中だった。


 ▼北ア前穂高岳で大学教授の男性滑落死(2012.09.16新毎)

15日午前10時40分ごろ、北アルプス前穂高岳(3090b)の北尾根で、埼玉県ふじみ野市、女子栄養大教授高橋信二さん(58)が約150b滑落、県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが死亡が確認された。松本署によると、高橋さんは妻(59)と2人で13日に上高地から入山し、15日は前穂高岳北尾根を6峰から7峰にかけて縦走中だった。


 ▼南ア赤石岳方面で不明の男性、遺体で発見(2012.08.17新毎)

 南アルブス赤石岳、聖岳へ単独で入山し、行方不明になっていた名古屋市の無職男性は16日午前8時37分、捜索していた県警ヘリコプターが下伊那郡大鹿村の小渋川源流で発見、収容先の飯田署で死亡が確認された。同署によると、男性は玉村功さん(64)で、大聖寺平西方にある荒川支流の流れの中に倒れていた。頭部に傷があり、同署が死因を調べている。


 ▼中アで滑落や疲労の2人搬送(2012.08.17新毎)

 16日午前11時35分ごろ、中央アルプス千畳敷カールの登山道で、家族と下山中の愛知県蟹江町の男子中学生(14)が転倒し、約20b滑落した。生徒は駒ヶ根市内の病院に運ばれ、頭を切るなどの軽傷。同日午後1時17分ごろには、中ア空木岳で単独で縦走中の岡山市の無職男性(69)が疲労で動けなくなり、県警本部に救助を要請。県警ヘリで救助され、駒ヶ根市内の病院に運ばれた。


 ▼赤石岳で男性遭難か(2012.08.15新毎)

 14日午後0時45分、南アルプス赤石岳(3120b)に単独で登山に向かった名古屋市の無職男性(63)と連絡が取れないと、家族から飯田署に届け出があった。同署によると、男性は3日未明に同市の自宅を出発し、下伊那郡大鹿村の小渋川ルートから入山。赤石岳と聖岳(3013b)を登山して下山する予定で、8、9日には赤石岳付近の山小屋に宿泊した記録がある。下山の日程は不明。県警ヘリコブターと同署員による捜索を続けている。


▼前穂高岳で香川の女性が滑落死(2012.08.13新毎)

 12日午前10時ごろ、北アルプス前穂高岳の重太郎新道(標高2500b付近)で、上高地に向けて下山中だった香川県高松市の小学校講師溝渕恭子さん(47)が約120b下まで滑落し、頭や膝を強く打つなどした。一緒にいた夫(49)が110番通報。溝渕さんは県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが、午後0時27分、死亡が確認された。


北ア白岳で都内の女性滑落死(2012.08.05新毎)

 4日午前8時10分ごろ、北アルプス白岳の遠見尾根上部で都内の高野悦さん(71)が滑落したと、同行者が大町署に通報した。県消防防災ヘリが救助し松本市内の病院に運んだが、約3時間後に死亡が確認された。同署によると、2泊3日のツアー登山(20人)で白岳から下り始めて間もなく落ちた。


北ア燕岳ではさいたま市の男性死亡(2012.08.05新毎)

 4日午前11時45分ごろ、北アルプス燕岳登山道の中房温泉口付近で、さいたま市の会社役員内藤勝久さん(72)がけがをして倒れているのを登山者が見つけ、安曇野署に通報した。内藤さんは、安曇野署員に背負われ登山口まで下り、県消防防災ヘリで松本市内の病院へ運ばれたが、午後5時5分、死亡が確認された。頭や足を負傷していた。同署は、単独で下山中に登山道から5〜6b転落したとみて調べている。


▼西穂高岳で滑落死の男性、身元判明(2012.07.30新毎)

 北アルプス西穂高岳山頂近くの尾根で28日に滑落し死亡した男性は、松本署の調べで29日、千葉県浦安市の会社員染谷隆治さん(28)と分かった。


▼塩見岳で神奈川の70歳男性が滑落、重傷か(2012.07.24新毎)

 23日午前11時54分ごろ、南アルブス塩見岳頂上付近で神奈川県小田原市の公務員小佐野繁さん(70)が滑落した、と同行の友人から119番通報があった。伊那署によると、小佐野さんは約100b滑落し、県警ヘリコプターで伊那市内の病院に運ばれたが、頭部出血などで重傷のもよう。命に別条はない。同日朝、2人で下伊那郡大鹿村から入山したという。


 ▼槍ヶ岳で滑落の男性、救助(2012.07.18新毎)

 北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根で15日に滑落し、動けなくなっていた相模原市の会社員男性(65)は17日午前5時半ごろ、県警ヘリコプターで救助され松本市内の病院に運ばれた。大町署によると、胸の骨などを折っている。


 ▼金峰山で遭難の男性を救助(2012.07.17新毎)

 南佐久郡川上村の金峰山で15日に横浜市の男性(54)が転倒した遭難で、県警航空隊は16日午前8時50分すぎ、ヘリコプターで男性を救助した。佐久署によると、男性は山頂付近で転倒し左膝を負傷して佐久市内の病院に搬送されたが、応急処置を受けて帰宅した。

 ▼八ヶ岳では男性2人救助

 16日午前10時ごろ、八ヶ岳連峰・赤岳の頂上に近い標高2800b付近で大阪府熊取町の無職男性(68)が、転んで左膝から出血したと茅野署に通報した。約1時間半後に県警ヘリコブターが救助し、茅野市内の病院に運んだが、軽傷だった。15日に八ヶ岳連峰・権現岳付近で滑落した愛知県春日井市の会社員男性(24)も同じヘリで救助され、茅野市内の病院に運ばれたが、頭を打つ軽傷。

 ▼中ア駒ヶ岳では名古屋の男性が滑落し軽傷

 16日午後2時半ごろ、中央アルプス駒ヶ岳山頂付近で、下山中の名古屋市の会社員男性(41)が登山道から東側に雪渓を約30b滑落し、同行者が駒ケ根署に通報した。同署によると、男性は県警ヘリコプターで救助され駒ヶ根市内の病院に運ばれたが、腰を打つ軽傷。男性は6人パーティーで同日朝、千畳敷から入山した。


 ▼山梨の南アルブス下山中女性滑落か(2012.07.8新毎)

   同行者とはぐれる

7日午後3時ごろ、山梨県の南アルブス」北岳を下山した福島市の登山客の女性(59)が「知人の女性と下山途中にはぐれ連絡がとれない」と、南アルプス市の広河原の登山口にある派出所に届け出た。

 県警のヘリコブターが捜索したところ、標高約2400b付近の沢で、雪渓と岩壁の間に挟まっている女性を発見。天候が悪く日没が近かったことから、8日朝から救助する。女性は約50b上の登山道から滑落したとみられ、生死は不明。

 南アルブス署によると、遭難したのは福島県の50代前半の女性とみられる。


 ▼八方尾根登山中の男性、倒れ死亡(2012.06.18新毎)

 17日午後0時45分ごろ、北安曇郡白馬村の北アルプス八方尾根第2ケルン付近を登山中だった愛知県長久手市、会社員宮田利弘さん(56)が倒れた−と、同行者から110番通報があった。県警ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれたが、同日午後3時10分、死亡が確認された。大町署によると、宮田さんは妻ら4人で同日、日帰り予定で同村八方から入山。八方池に向かって登山中、体調不良を訴え、座って休憩中に倒れ込んだという同署は持病などの有無について調べている。


 ▼宝剣岳で岩登り練習中に諏訪の76歳女性が滑落死(2012.06.09新毎)

 8日午後3時20分ごろ、中央アルプス宝剣岳で岩登りの練習をしていた諏訪市岡村、河西公子さん(76)が滑落して負傷した−と同行の男性から駒ヶ根署に通報があった。河西さんは県の防災ヘリコブターで伊那市内の病院に運ばれたが、約3時間半後に死亡が確認された。駒ヶ根暑が滑落原因などを調べている。


 ▼穂高連峰で相模原の男性、行方不明(2012.05.22新毎)

 松本署は21日、北アルプス西穂高岳周辺に8日に単独で入山した相模原市の無職浅上忠弘さん(65)が行方不明になっていると発表した。同署によると、9日夜の友人への携帯電話での連絡を最後に連絡がつかなくなり、15日に友人が同署に情報提供。同署が16日から県警ヘリなどで捜索している。浅上さんは8日、西穂山荘に宿泊。9日夜、友人に電話で「奥穂高岳まで1時間くらいの場所にいる」と話していたという。浅上さんの家族が21日に神奈川県警に行方不明の届け出をしたため、松本署が発表した。


 ▼蝶ケ岳で不明の男性救助(2012.05.17新毎)

 北アルプス蝶ケ岳で14日から行方不明になっていた名古屋市の医師木野義武さん(76)は16日午前10時ごろ、上着を振って合図を送っているところを県警ヘリに発見された。松本署員などに救助され、松本市内の病院に運ばれた。顔などに軽い擦り傷を負っていた。同署によると、下山中に同行していた長男とはぐれ、道に迷ったという。


 ▼穂高連峰で不明の男性、遺体で発見(2012.05.14新毎)

 13日午前10時半ごろ、北アルプス南岳の岐阜県側の斜面に男性が倒れているのを長野県警ヘリコブターが発見し、岐阜県警ヘリで収容した。遺体は4月28日に穂高連峰に単独で入山し、行方が分からなくなっていた横浜市の会社員白崎吉矢さん(62)と確認された。同県警高山署によると、死因は凍死。白崎さんは下山予定の今月1日を過ぎても戻らないと、家族が2日に松本署に届け出ていた。


 ▼北ア燕岳で東京の男性、行方不明(2012.05.12新毎)

 安曇野署は11日、北アルプス燕岳(2763b)を登山していた東京都江東区の会社員、竹内博さん(44)が行方不明になっていると発表した。同署によると、竹内さんは1日〜7日に休暇を取り、職場には富山県の北ア立山連峰剣岳に行くと報告しており、連絡が取れなくなった家族が富山県警上市署に8日届け出た。同県警が捜索したが見つからず、竹内さんがインターネット交流サイト「フェイスブック」に燕岳頂上付近の燕山荘の写真を掲載していたのを見つ

けた竹内さんの知人が11日、長野県警に届け出た。調べによると、燕山荘の1日の宿泊者カードに竹内さんの名前があり、2日下山予定だった。12日、県警ヘリなどで捜索する。


 ▼白馬岳登山6人遭難か 北ア75歳男性ら連絡取れず(2012.05.05新毎)

 4日午後5時40分ごろ、北アルプス白馬岳(2932b)に登山に向かった北九州市門司区の男性(75)ら男性6人パーティーが、この日宿泊する予定だった山小屋に到着せず連絡も取れないと、6人のうち1人の家族が大町署に届け出た。同署は、遭難した可能性が高いとみて5日朝から捜索する。

 同署によると、行方が分からなくなっているのは、いずれも同市の60〜70代男性。山仲間で、3日に2泊3日の予定で栂池高原から入山。この日は、白馬岳の山小屋に宿泊する予定だった。装備などは不明という。

 同署や宿泊予定の山小屋によると、この日の一帯の天候は、午後になって吹雪になったといい、午後4時には気温は氷点下2度まで下がった。また、山小屋によると、午後1時半すぎに、小蓮華岳付近を登山する6人パーティーの目撃情報があったという。


 ▼穂高連峰で横浜の男性行方不明(2012.05.04新毎)

 北アルプス穂高連峰に登山に出掛けた横浜市旭区の会社員白崎吉矢さん(62)が、下山予定の1日を過ぎても戻らないと、家族が2日夜に松本署へ届け出た。県警山岳救助隊が3日に捜索したが見つからなかった。同署によると、白崎さんは4月28日に単独で上高地から入山。同29日に槍ヶ岳山荘に宿泊した後、行方が分からなくなった。同署は遭難したとみて、4日も午前5時から捜索する。


 ▼天狗岳で3月に遭難した男性の遺体発見(2012.04.26新毎)

 県警航空隊は25日午前10時55分、八ヶ岳連峰天狗岳の南佐久郡小海町側、標高約2200b付近で男性の遺体を発見、収容した。佐久署の調べで、男性は所持品などから、3月2日に1人で入山し行方が分からなくなっていた茅野市玉川、会社員吉川宏さん(48)と分かった。同署によると、吉川さんの遺体は稜線(りょうせん)から400b下で見つかっており、滑落したとみて死因などを調べている。


 ▼北ア槍ヶ岳東鎌尾根で神奈川の男性滑落、死亡(2012.04.25新毎)

 24日午前7時ごろ、北アルプス槍ヶ岳東鎌尾根の水俣乗越付近を登山中だった神奈川県茅ヶ崎市、無職吉成博さん(61)が約200b滑落した。県警ヘリコブターで救助されたが頭を強く打っており、同日午後0時11分、死亡が確認された。死因は脳挫傷。大町署によると、吉成さんは23日、都内の山岳会メンバー2人と2泊3日の日程で上高地から入山していた。


▼八ヶ岳の赤岳で埼玉の男性死亡(2012.02.14新毎)

 12日午前10時半ごろ、八ヶ岳連峰・赤岳の赤岳沢の標高約2450bの急斜面で、埼玉県秩父市、会社経営浜崎洋一郎さん(60)が倒れているのを登山者が見つけ、近くの山小屋を通じて茅野署に連絡した。午後0時半ごろ、県消防防災ヘリコプターで茅野市内の病院に運ばれたが、多発性外傷で間もなく死亡が確認された。同署によると、浜崎さんは11日朝、1人で登山に出掛けた。滑落したとみて調べている。


▼中ア空木岳で滑落の男性が死亡(2012.02.14新毎)

 木曽郡大桑村の中央アルプス空木岳(2864b)の山頂近くで11日に男性が滑落した事故で、木曽署などは13日朝、尾根から約300b下の雪上で心肺停止状態の男性を発見、県消防防災ヘリコプターで収容したが、死亡が確認された。男性は下伊那郡高森町山吹の農業瀬戸口武さん(34)で、死因は頸髄(けいずい)損傷だった。


▼中アで高森町の男性が滑落、不明(2012/02/12信毎)

 11日午後5時前、木曽郡大桑村の中央アルプス空木岳(2864b)の山頂南側の稜線(りょうせん)から下伊那郡高森町の農業男性(34)が滑落したと110番通報があった。木曽署によると、男性の姿は見えず容体などは確認できていない。12日午前7時から救助活動を行う。同署によると、男性は10日、登山仲間2人と上伊那郡飯島町から入山し、空木岳方面へ縦走中だった。


▼独鈷山で東京の男性が滑落死(2012/01/23信毎)

 21日午後1時半ごろ、上田市平井の独鈷山(とっこさん、1266b)で、東京都青梅市の事務員原島乾治さん(65)が下山中に登山道から約30b滑落した。小県郡長和町内の病院に運ばれたが、全身を強く打っており、午後9時すぎに死亡が確認された。上田署によると、原島さんは仲間13人と平井寺トンネルの近くから入山。頂上から30分ほど下山した地点で滑落した。


▼北アで岐阜県警ヘリ救助時に滑落1人けが(2012/01/14信毎)

 岐阜県警は13日、北アルプス・奥穂高岳で遭難した京都市の男性(41)ら3人を3日に救助した際、県警ヘリコプターが現場で急上昇し、救助の隊員と接触した男性が約100b滑落する事故があったと発表した。男性は全身を打ったが軽傷。

 県警は13日、滑落を航空事故として、国土交通省航空局に報告した。公表が遅れた理由について「当初は擦り傷程度と聞いており、診断書もまだ出ていなかったので発表しなかった。国交省への報告に合わせて発表した」としている。

 県警によると、ヘリの現場到着後に、男性を山岳警備隊員(47)とワイヤで固定してつり上げようとしたところ、突然濃いガスが発生。墜落を避けようとヘリが急上昇し、男性が隊員とぶつかり滑落したという。男性は約5分後に救助された。


▼北ア・槍ヶ岳で3人救助(2012/01/07信毎)

 長野県・北アルプス槍ヶ岳の北鎌尾根で5日夜、日本大学山岳部の3人のパーティーから「1人が足の凍傷で動けなくなった」と県警に連絡があり、岐阜県警のヘリコブターが6日午前8時半ごろ、3人を救助した。東京都の男性(21)が軽い凍傷で、他の男性2人にけがはなかった。

 長野県警大町署によると、3人は12月24日に入山。部員から携帯電話で報告を受けた山岳部の監督が警察に連絡した。長野県警は救助ヘリが点検中だったため、岐阜県警に応援を求めた。


▼北ア槍ケ岳4人ヘリで無事救助(2012/01/04信毎)

「燃料・食料少なく不安」アマ無線通じ救助要請

 3日午前8時半ごろ、北アルプス槍ケ岳北鎌尾根を登山中の4人パーティーから、アマチュア無線を傍受した中信地方の男性を介して県警に救助要請があった。同日午後4時半ごろまでに、県消防防災ヘリコブターで全員を無事救助した。

 大町署によると、4人は千葉県市川市の無職女性(49)、東京都新宿区の会社員男性(24)、川崎市の47歳と36歳の会社員男性で、同じ山岳会所属。12月28日に大町市の高瀬ダムから入山し、2日に岐阜県の新穂高温泉に下山予定(3日は予備日)だった。

 パーティーの無線機の電池は、救助要請の段階で残りわずかだったが、現在地の緯度、経度を伝えてきたため発見に役立ったという。

 当初はメンバーが低体温症になった-との情報もあったが、松本空港に降りた4人は症状もなく元気で、同日夜、同署で「燃料、食料が少なくなり不安を感じて連絡した」と話したという。メンバーの1人は取材に「4日以降の天候も思わしくないと判断した」と話した。


▼北ア西穂高岳で75歳が救助要請(2012/01/04信毎)

 3日午後6時10分ごろ、北アルプス西穂高岳玄文沢付近の樹林帯で道に迷った−と、堺市の無職男性(75)から携帯電話で110番通報があった。松本署によると、男性は1日に単独で入山し、西穂高岳の山小屋から上高地へ下山中に遭難した。けがはないという。同署員が地上から救助に向かっており、4日早朝からは県警ヘリコプターでも捜索する。