「エコツーリズム」特別賞

八ヶ岳スーパートレイルクラブ

交流人口増など評価

信濃毎日新聞 掲載

平成26年02月07日(金)

スクラップ


 茅野市のNPO法人「八ヶ岳スーパートレイルクラブ」が、第9回エコツーリズム大の特別賞に選ばれた。環境省が6日に発表した。八ヶ岳山麓を周回する約200`の山歩きルートを使った活動を、「交流人口の増加を促し、地域の活性化を図った」と評価した。

 同クラブは、茅野商工会議所と八ヶ岳山麓の観光業者らでつくる「八ヶ岳山麓スーパートレイル委員会」を母体に2011年に発足。山麓の名所や旧跡を巡りながら、山歩きを楽しむコースを案内するガイドの養成に取り組んでいる。

 長野、山梨両県の10市町村などと実行委員会をつくり、山麓の最長約160`を走る「八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース」も開いている。理事長の米川正利さん(72)=茅野市宮川=は「地道な取り組みが評価され、うれしい」と話した。

エコツーリズム大賞は、自然や文化、伝統を守りながら誘客を図る活動を紹介することを目的に、2005年に始まった。今年は全国から57件の応募があり、大学教員ら5人の審査委員が大賞1件、優秀賞3件、特別賞4件を選んだ。

写真:八ヶ岳スーパートレイルクラブなどでつくる実行委が開催した「八ケ岳スーパートレイル100マイルレース」=2012年11月、茅野市