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「希少種はいま」執筆者が解説 | |||||||
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東御市常田の市文化会館で開催中の信濃毎日新聞連載「希少種はいま」写真展で、連載の撮影、執筆を担当した本紙の増田今雄編集委員が14日、展示している51作品について解説した=写真。写真や動植物の愛好家ら20人余が参加し、希少な野生動植物の生態や撮影の苦労話を聞いた。
「希少種はいま」は2007年7月〜10年3月の朝刊に100回連載。増田編集委員は展示写真を示しながら、絶滅の恐れがあるチョウやラン科の植物などについて説明した。南停他方で地元の人から「50株ほどある」と聞いて撮影に駆け付けたシナノショウキランが鹿に食べられて1株しか見つけられなかったり、山中で顔中をブユ(ブヨ)に刺されたりしたエピソードも紹介した。
盗掘を防ぐため、撮影地が特定されないよう写真の背景に気を使ったという。「図鑑のような写真にならないよう、カメラマンとしてぼかした雑木を入れたり、水滴を取り入れたりして、現場の空気感を出そうと工夫した」とも語った。
写真展は20日までの午前10時〜午後4時。入場無料。