アラスカの山2邦人遭難死

信濃毎日新聞 掲載

平成23年05月27日(金)


 【ロサンゼルス共同】米アラスカ州のデナリ国立公園事務所によると、北米大陸最高峰である同州のマッキンリーに近いフランシス山で、登山中だったカナダ・アルバータ州キヤンモア在住の日本人栗原治郎さん(33)と、札幌市のシライシ・ジュンヤさん(28)=漢字表記不明=が25日、遺体で見つかった。雪崩に巻き込まれて遭難したとみられる。

 日本の在アンカレジ出張駐在官事務所は、「2人が日本人であることは確認したが、家族の承諾が得られていないなどとして、氏名の漢字表記などは明らかにできないとしている。栗原さんについては、キヤンモアのツアー会社「ヤムナスカ・マウンテンツアーズ」が確認した。栗原さんは同社所属のガイドという。