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ヒマラヤ高峰クーラカンリ日本登山隊3人死亡 | |||||||
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中国チベット自治区の七千b級のヒマラヤ高峰クーラカンリの縦走を目指していた「日本クーラカンリ登山隊」
(高橋和弘隊長)の隊員三人が一日、登山中に雪崩に遭い死亡した。
東京都内の留守本部に入った連絡によると、死亡したのは加藤慶信さん(32)=山梨県南アルプス市出身、中村進さん(62)=前橋市出身、有村哲史さん(27)=千葉市出身。 五、九〇〇b(Cl)地点から六、五五〇b(C2)地点に向かっていた三人からの連絡が途絶えたため一日午後、高橋隊長ら三人が後を追い、六、〇〇〇b付近で雪崩に巻き込まれ死亡している三人を発見した。三人の遺族ら計八人は四日に日本を出発、北京経由で五日に現地入りすることを決めた。
加藤さんは標高八千b以上の高峰八山に登頂しており、日本有数の高所登山家。中村さんはカメラマンとして一九八八年、チョモランマ(エベレスト)頂上からテレビの生中継を成功させた。
留守本部や登山隊事務局などによると、登山隊には大町市出身の明大四年、三戸呂拓也さん(23)が所属。遭難した隊とは別の後発隊に所属しており、現地から無事との連絡が入った。