浅間山に登り「安全」をPR

前山岳協会会長ら

毎日新聞(全国版)掲載

平成17年7月10日(日)

  前山岳協会会長ら昨年9月の中規模噴火以来の登山規制が、先月21日に緩和された浅間山(2568b)に9日、日本山岳協会(本部・東京)前会長の坂口三郎さん(78)=宇都宮市在住=と長野県協会の役員ら25人が登り、山の安全と最盛期を迎える夏山登山をPRした。

 主な登山口を抱える長野県小諸市の芹沢勤市長が、坂口さんの会長時代に山岳協会へ登山規制緩和の支援を要請した縁などで、実現した。緩和により、浅間山の立ち入り規制区域は、山頂から半径杓2`付近までとなっている。

 一向は車坂峠から黒斑山、蛇骨岳までの往復5時間の山行を楽しんだ。「登るに従いガスが晴れ、浅間山がくっきり望めた。緑が豊富で印象的」と満足そうな坂口さん。登山口で出迎えた芹沢市長は「浅間は『ご来光』も素晴らしい。仲間の皆さんに浅間の良さを宣伝してほしい」とPRしていた。

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