国際宣言・条例『自然保護憲章』にあるように、自然は人間ばかりでなく、生きとし生けるものの母胎として、厳粛で微妙な摂理の上に調和を保っている。多様な野生の動植物は、自然環境を構成する生態系の一員であり、不可欠の要素となっているのだが、近年特に多くの種が絶滅の危機に瀕している。
野生動植物の保護は、「自然との共生」の理念のもとに「生物多様性の確保」という観点から国民一人一人が野生動植物の現状の理解を求め、特に登山愛好者には、大自然に優しい登山を心がけていただかなくてはならない。
自然保護委員会では、以下の5項目を主な事業として挙げさせていただき、岳連所属の指導員、委員のみなさん方を中核として、美しい長野県の自然の保全を永く伝えるよう努力しなければならないと考えます。
1、一般登山者への自然保護の指導と啓蒙活動。
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2、山岳環境保全の取り組み(ごみ持ち帰り、山のし尿処理問題等)
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3、高山植物の保護に関する条例等の制定について県への積極的な働きかけ。
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4、自然保護指導員制度の検討と確立。(保護活動の向上と委員の養成)
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5、他組織の自然保護委員会研修会や催し等の積極的参加(情報の収集)
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現在の具体的な検討議題として
1、登山者のトイレ問題
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- ・山小屋のし尿処理問題による地下水等の水質汚染
- (県では10年以内の山小屋し尿処理問題を解決としているが、登山道についても言える)
・お花畑や登山道の踏み荒らし
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2、山小屋のごみ処理問題
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3、林道建設とスキー場等の自然破壊
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4、酸性雨による立ち枯れ問題
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5、鹿、猿等による食害の問題
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6、高山植物の保護問題
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登山に際しての積極的な行動として
(1) 自然公園(国立公園、国定公園、県立自然公園、県自然環境保全地域等)を訪れる利用者に対し、適切な指導を行う。
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・高山植物や岩石の採取といった行為の防止。
・登山施設の利用に際して、他に迷惑を与えないよう指導。
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(2)
自然公園等の自然環境に関する情報を地方事務所に提供する。
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・高山植物の盗掘、損傷、踏み荒らしの箇所。
・歩道、案内板、施設などの危険箇所。
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